しじみは肝臓にいいと言われていますね
でも、たくさん食べも大丈夫でしょうか ?
副作用はないのでしょうか ?
ここでは、そんな不安を持たれている方のために、考えられるしじみの副作用について解説致します。
しじみの副作用 痛風が悪化する ?
足の親指、くるぶしや膝が痛む痛風、文字通り、風が吹いても痛いところから付いた病名とか・・・。
痛風の原因は、血液中に溶けきれない尿酸が結晶となって関節に沈着することによっておこります。
そして、尿酸はプリン体といわれる物質が分解されてできるのです。
プリン体はビールや魚貝類に多く含まれていて、もちろん、しじみにも含まれています。
そのため、しじみは痛風を悪化させるのではないか ? という疑いが持たれます。
プリン体は肝臓で分解されて尿酸となり、その尿酸は腎臓を通して体外に排出されるので、肝臓と腎臓の働きが良ければ、尿酸は排出されて痛風に悪影響を及ぼすことはありません。
そして、しじみは、肝臓と腎臓の機能を高めてくれますから、しじみで痛風が悪化することはないのです。
安心してお召し上がりください。
しじみの副作用 肝臓に逆効果 ?
しじみに含まれオルニチンは肝臓に良いことが分かっています。
しかし、脂肪肝や脂肪性肝炎を患っている人がしじみを食べると悪化すると言われています。
なぜでしょうか ?
それは、しじみには鉄分が多く含まれているからです。
じつは、脂肪肝や脂肪性肝炎を起こしている肝臓は、鉄分を過剰に蓄えてしまう性質があるのです。
過剰になった鉄分からは活性酸素が発生し、この活性酸素が肝細胞を傷つけるため、病状が悪化してしまうのです。
ですから、すでに脂肪肝や脂肪性肝炎を患っている方は鉄分を摂りすぎないよう注意が必要です。
もちろん、レバーやほうれん草など、他の鉄分を多く含む食べ物も量を控える必要があります。
でも、これはあくまですでに脂肪肝や脂肪性肝炎を患っている方についての注意事項であって、日ごろγ-GTPが高いとか、疲れやすいと言った方が肝臓をいたわるためにしじみを摂ることはたいへん有効ですから、ご安心ください。
貧血みぎの方にもうれしい食材となりますね。
しじみの副作用 食べ過ぎたら?
しじみの食べ過ぎで気になるのは、特に豊富に含まれているオルニチンです。
オルニチンが肝臓に良いことは分かっていますが、オルニチン自体には取り過ぎによる副作用はないのでしょうか ?
はい。オルニチンによる副作用はありません。
たくさん摂っても体外に放出されますから、ご安心ください。
ただ、しじみだけではオルニチンをまかないきれないとして、サプリメントで補給する場合、サプリメントにはオルニチン以外にもいろいろな成分が配合されていますから、摂り過ぎて別な成分による副作用がでないよう、ご注意くださいね。
何でもそうですが、食べ過ぎは栄養のバランスをくずしますから、しじみだけでなく、いろいろな食べ物をまんべんなく摂るのが理想ですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
しじみは脂肪肝を患っている方には良くありませんが、それ以外の方にとっては副作用のない、極めて安全な食材であることがお分かりいただけたと思います。
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最後までお読み下さってありがとうございました。