フケってイヤですよね。
肩にフケが落ちると、濃い色の服だととても目立ちます。
見る人に不潔な印象を与えてしまいます。
じつは私も10代の頃はフケに悩みました。
洗い方が足りないのだと思って、一所懸命に頭を洗いました・・・ところが、フケは増えるばかりで、ちっとも対策になりませんでした。
そんな失敗から、フケの対策はまず原因を知ることだと考えて色々調べ、試行錯誤を繰り返したのです。
ここでは、フケに悩む方のために、私が到達したフケ対策の結論をお伝えしたいと思います。
フケの原因ってなに ?
そもそもフケはどうして出るのでしょう ?
フケは、頭皮の新陳代謝によってできる「老廃物」なんです。
頭皮が古くなって角質化してはがれてくる。
これが、フケの正体です。
ですから、フケは誰の頭でも必ず出るものなんです。
ただ、量が多いと困りものですよね。
では、なぜフケの量が多くなるのでしょうか ?
フケの原因を知ることが、対策を見つける鍵となりますので、早速見てゆきましよう。
原因は3つあります。
フケの原因・その1 乾燥
頭皮が乾燥してしまうと角質化した部分がはがれやすくなります。
これが乾性のフケです。
フケの原因・その2 皮脂の過剰
乾燥とは逆に、頭皮の皮脂の分泌が過剰になるとやはり角質がはがれやすくなります。
これは脂性フケと呼ばれています。
フケの原因・その3 頭皮の炎症
頭皮には様々な雑菌がついています。
中でも、マラセチア菌という真菌の一種は、皮脂を分解して炎症の原因となる遊離脂肪酸を発生させると言われています。
そして、頭皮が炎症を起こすとフケが出やすくなるのです。
あと、乾燥やシャンプーの刺激によって炎症をおこしてしまうこともあります。
フケの対策は ?
フケの原因には3つあることが分かりました。
それでは、原因ごとに対策をお伝えしますね。
フケの対策・その1 乾性フケには ?
乾いたフケが多い場合は、頭皮の皮脂が不足しているために乾燥していることが原因です。
この場合は、頭の洗い過ぎに注意です。
あと、洗浄力の強すぎるシャンプーや石鹸は止めましょう。
アミノ酸系オーガニックシャンプーなどの、マイルドなものがおすすめです。
私は10代のころフケに悩んで強力なシャンプーに走りました。
その結果は、却ってフケが多くなってしまったことは冒頭に述べた通りです。
現在は刺激の少ないアミノ酸系オーガニックシャンプーを使っています。
フケの対策・その2 脂性フケには ?
じつは、脂性フケも、シャンプーに原因があるとこが多いのです。
強力なシャンプーを使うと、頭皮は皮脂の不足を補おうとして、せっせと皮脂を分泌するようになることがあります。
ですから、この場合もアミノ酸系オーガニックシャンプーなどのマイルドなものに切り替えることでフケの発生を緩和することができますよ。
フケの対策・その3 頭皮の炎症が原因のフケには ?
大事なのは、頭皮の雑菌の繁殖を抑えることと、頭皮を刺激しないことです。
雑菌の繁殖を抑えるポイントは、3つです。
清潔にする
雑菌は、特に皮脂汚れが好物です。
対策としては、「頭を適度に洗う」です。
強いシャンプーで洗い過ぎると乾性フケを誘発します。
タオルや枕カバーは小まめに洗う
頭を拭いた後の濡れたタオルは、放置しておくと雑菌が繁殖します。
できれば使った後は毎回洗濯することをおススメします。
あと、枕カバーも何日も同じものを使っていると汗や脂汚れがついて、雑菌が繁殖しやすくなりますよ。
面倒がらずにこまめに洗濯しましょう。
頭を洗ったあと放置しない
洗いっぱなしにすると菌が繁殖しやすくなります。
キチンとタオルで拭いて、ドライヤーで髪を乾かします。
ただし、必要以上に乾燥させないように、頭皮には直接ドライヤーの風邪が当たらないようにしてくださいね。
また、頭皮を刺激しないよう、頭を洗うときに強くこすったり、フケが気になるからと言って掻きむしったりしないでくださいね。
頭は一度掻きだすと、止まらなくなりますよ。
こすったり掻いたりすると、余計に炎症が進んでもっとかゆくなったり、フケが多くなったりしますから、「ガマン」です !
フケの対策 もうひとつのおすすめは ?
ここで、フケの対策としておすすめをもうひとつ。
頭を洗うには、刺激の少ないアミノ酸系オーガニックシャンプーがおすすめとお伝えしましたが、じつはもうひとつのおすすめがあるんです。
それは、松やにの成分を使った石鹸です。
松やに石鹸 ?? なに、それ ?
っていう感じですよね。
じつは、松やにに含まれている「モクタール」という成分には、抗そう痒・抗炎症作用があるんです。
ですから、頭皮が炎症を起こしてかゆみがあるときは、特におすすめです。
ただ、これは使うとき臭いが強いのが難点です。
でも、洗って乾かした後は臭いはしなくなりますよ。
松やに石鹸としては、国産ではなく輸入品ですが、「グランパ パインタールソープ」という製品が入手できます。
これです ↓
おわりに
いかがでしたか ?
フケの原因と対策についてお伝えしましたが参考になりましたでしょうか ?
結局、わたしが到達したフケ対策の結論は、刺激の少ないアミノ酸系オーガニックシャンプーか、松やに石鹸を使うというものです。
最後にフケ対策をまとめておきますね。
・かゆみが少ない人には刺激の少ないアミノ酸系オーガニックシャンプーがおすすめ ・かゆみがある人には松やに石鹸がおすすめ ・タオルや枕カバーは小まめに洗う ・頭を洗った後は放置せずにタオルで拭いてドライヤーで乾かす ・頭は強く洗ったり掻いたりしない
あなたに合う洗髪方法が見つかると良いですね。
最後までお読みくださってありがとうございました。