肝機能が気になる方は、よく健康診断の前日は禁酒しますよね。
でも、これってどれくらい効果があるのでしょうか ?
1日お酒を我慢することでγ-GTPが下がるのか、気になりませんか ?
とは言うものの、私はむしろ、普段通りの生活をして健康診断を受けるほうが、正しい結果を知ることができると考えています。
ですから、前日も普通に晩酌をして検診に臨にました。
で、・・・結果はγ-GTPと中性脂肪が基準値を結構オーバーして、「要再検査」となってしまいました。
そこで掛かりつけの内科医に再検査をお願いしようと、検診結果を見てもらいました。
ここでは、内科医に聞いたことをご紹介して、検診前日の禁酒の効果についてお伝えしたいと思います。
あわせて、前日の食事が肝機能の数値にどう影響するかについてもお伝えしますね。
健康診断 前日のお酒はダメ ?
さて、冒頭述べた健康診断の前日にお酒を飲まないことで、γ-GTPの値は下がるのでしょうか ?
掛かりつけの内科医は、こう言いました。
(ドクター)
「健康診断では厳しい判定をするけど、あなたの数値なら大したことないですよ。」
「それに、γ-GTPを下げるんだったら、1日禁酒しただけじゃ効果ないよ。」
(私)
「えっ? それじゃあ何日くらい禁酒すればいいんですか ?」
(ドクター)
「まあ、1ヵ月くらいだね。 完全に禁酒しろとは言わないけど、1ヵ月の間、せいぜいビール1杯くらいに抑えることができたら再検査してあげるよ。」
とのことでした。
もちろん、なぜ禁酒が1ヵ月も必要なのか、その理由も聞きましたので、お伝えしますね。
じつは、血中に溶けだしたγ-GTPが排出されるには、かなりの時間が掛かるのだそうです。
γ-GTPが半分になるまでには(これを半減期といいます)、2~3週間を要するのです。
なので、私のようにγ-GTPが100を超えた場合は、基準値の50以内まで下がるには2~3週間よりもさらに日数がかかることから、1ヵ月くらいと言われたのでした。
健康診断 前日の食事の影響は ?
私が検診で引っ掛かったもうひとつの数値、中性脂肪についてもドクターにアドバイスをもらいましたのでお伝えしますね。
「中性脂肪は、前日の食事にかなり影響されます。脂っこいものを食べるとすぐ数値が上がるから、前日の特に夕食は、かから揚げ、トンカツ、天ぷらとか、油の多い物は控えてください。」とのことでした。
健康診断 前日は薬も飲んじゃダメ ?
あと、念のため、薬についてもドクターに聞いてみました。
(ドクター)
「基本的に、心臓病と高血圧症以外の薬はダメですよ。ほかにもいくつかあるけど、普段飲んでいる薬があれば言ってください。」
(私)
「先生、胃薬とか、食べ過ぎの薬はどうですか ?」
(ドクター)
「胃腸薬はダメです。それに、健康診断の前日の食事は軽く、です。 食べ過ぎなんてもっての外ですよ !」
ということでした。
もし、あなたに持病があって、普段服用している薬がある場合は、健康診断を受ける前に医師にご相談くださいね。
そして、検診の当日は服用している薬を検診センターの方に伝えて下さい。
「お薬手帳」があれば持参されると良いですよ。
おわりに
ここでは、お酒が好きで肝機能が気になるかたのために、前日の禁酒の効果や食事の注意点についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
まとめておきますね。
お酒 : 1日の禁酒はγ-GTPの数値に効果なし 食事 : 脂っこいものは中性脂肪の値を上げるので控える
禁酒をするなら最低2~3週間は必要
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最後までお読みくださってありがとうございました。