肝臓に良い食べ物ってなに ? ごま油が効果的 ?

今夜もビールを飲んでしまう・・・

日ごろお酒を飲んでいるので、せめて食事は肝臓に良いものを摂りたい。

そう思いませんか ?

肝臓に良いとされるサプリメントもいろいろありますが、できれば普段の食事で肝臓を元気にできたらいいですよね。

そこで、ここでは日常の食事で簡単に摂れる肝臓に良い食べ物についてお伝えしたいと思います。

 

あ、肝機能が低下してるんじゃないか、と心配な方はこちらもあわせてどうぞです。

>> もしかして肝機能低下 ? 疲れやすい ! 他の自覚症状は ?

 

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肝臓に良い食べ物ってなに ?

 

まずは肝臓に良いとされる代表的な食べ物として、しじみと牡蠣について確認しておきましょう。

 

しじみ
しじみには、オルニチンというアミノ酸の一種が含まれていて、このオルニチンには次の働きがあります。

 

オルニチンの働き

①体内の有害物質であるアンモニアの分解に必要
②機能が低下した肝臓を保護
③肝臓でのタンパク質合成を高める

 

つまり、有害物質を分解して、さらにエネルギーの生産をサポートしてくれるのです。

これが、しじみが肝臓の機能を高め、元気になるとされる理由です。

 

アンモニア

アンモニアは、腸や腎臓で動物性たんぱく質が分解されて作られる「疲労物質」です。

肝臓で尿素に変換されて尿として体外に排出されます。


ですから、肝臓が弱るとアンモニアの分解がされにくくなって、疲れが取れなくなるのです。

 

また、オルニチンには、ストレスを軽減させる働きや、肌の新陳代謝を促進する効果もあると言われていますよ。

 

オルニチンの摂取量は ?
オルニチンの理想的な摂取量は1日当たり「400~1000mg」とも、800mgとも言われています。

 

しじみのオルニチン含有量は、100g(約30個)あたり15mgくらいです。

と言うことは、オルニチン800mgを摂るためには、しじみを1,600個くらい食べなければいけません。

ちょっと現実的にムリかな ?
サプリメントで補う方が現実的ですね。

 

オルニチンの副作用は ?
オルニチンの副作用は今のところ知られるものはありません。

でも、しじみは鉄分を多く含むため脂肪肝の人はしじみの食べ過ぎに注意です。

しじみのオルニチンが肝臓に効く !

 

 

牡蠣
牡蠣のほか、しじみ、イカ、タコ、エビ等の魚介類にはタウリンが多く含まれています。

このタウリンが肝臓に良いのです。

 

タウリンの効能

①アルコールを分解する酵素の働きを助け、肝臓の負担を軽くする。
②肝細胞の再生を促進する。
③肝細胞の中性脂肪を取り除き脂肪肝を改善する。
④胆汁酸の分泌を促し、コレステロールの排泄を促進して、善玉コレステロールを増加させる。
⑤インスリンの分泌を促進して糖尿病の予防に効果がある。

 

牡蠣などに多く含まれるタウリンは、傷ついた肝細胞の再生をサポートしてくれるので、肝機能の回復が早くなります。

 

タウリンの摂取量は ?
肝機能をアップさせるのに摂りたいタウリンの量は、1日500mgくらいが目安です。

牡蠣なら3個、イカ・タコなら90gぐらいです。

 

タウリンの副作用は ?
タウリンの副作用は今のところ知られるものはありません。

牡蠣のタウリンが肝臓にいい !

 

肝臓に良いといわれている代表的な食材として、しじみと牡蠣を取り上げてみましたが、毎日食べ続けるわけにもいきませんよね。

 

そこで、肝臓に良く、かつ日ごろの食事で手軽に摂れる食材としてごま油をご紹介したいと思います。

 

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肝臓にはごま油が効果的 ?

「ごま」の栄養素と言えばセサミンが有名ですね。

セサミンは、ゴマグリナンというポリフェノールの一種で、ごまに多く含まれています。

ポリフェノールの中でも、特に強い抗酸化作用で老化防止の効果があることで知られていますね。

 

でも、それだけではありません。

じつは、セサミンは肝臓に良いのです。

 

セサミンが肝臓に良い理由
セサミンは、次の2つの働きで肝機能を高めてくれます。

 

セサミンが肝臓に良い理由

①肝臓の代謝機能を向上させる
②アルコール分解酵素を増やし、解毒作用を高めてくれる

 

つまり、肝臓を元気にして、さらにアルコールを解毒する肝臓の負担を軽減してくれるのです。

 

ですから、セサミンを多く含む食材としてごま油を摂ることは、肝臓にいいんですよ。

 

さらに、セサミンには善玉コレステロール(HDL)を増加させ、悪玉コレステロール(LDL)を減少させる働きがあって、コレステロール値を正常化してくれます。

 

セサミンの効能をまとめておきますね。

 

セサミンの効能・まとめ

①肝臓の代謝機能を向上させる
②アルコール分解酵素を増やす
③抗酸化作用による老化防止と高血圧の予防
④コレステロール値を正常化する

 

では、セサミンはどれくらいとればよいのでしょうか ?

やっぱり、しじみや牡蠣のようにサプリメントで摂った方が良いくらい思いっきりたくさん摂らないといけないのでしょうか ?

 

セサミンの必要摂取量を見てみましょう。

 

セサミンの摂取量は ?
セサミンの必要摂取量は、1日10mg位です。

セサミンはごま油の中に1%位含まれています。

ごま油に換算すると、1,000mgつまり1g位摂ればよいことになります。

これならドレッシングにチョットごま油を加えるとか、餃子のタレに垂らすとか、日常の食生活の中で、何とか取れそうですね。

 

 

セサミンの副作用は ?
セサミン自体には知られている副作用はありません。

でも、ごま油は、基本的に「油」ですから、摂り過ぎるとカロリーオーバーになったり、太る原因にもなりますから、ご注意くださいね。

 

セサミンは熱に強いので、調理の際にはごま油を使用すると良いですよ。

ごま油についてもつと知りたい方はこちらもあわせてどうぞです。

>> ごま油の効能・とり過ぎのデメリットとは ?

 

ごま油のセサミンが肝臓にいい !

 

おわりに

いかがでしたか ?

肝臓に良い食材として、ごま油をおススメした理由、お分かりいただけたでしょうか ?

 

ごま油は、日ごろの調理やサラダのドレッシングにチョット加えるだけで、肝臓に必要な量を無理なく摂れる食材です。

 

しかも老化防止やコレステロール値を正常化するなど、体にうれしい働きが期待できるすぐれものなんですよ。

 

普段の食生活にごま油を取り入れて、肝臓をいたわりつつ美味しくお酒が飲めたらいいですね。

 

肝臓のためにサプリメントを検討したい方は、こちらもあわせてどうぞです。

>> 肝臓を守るサプリ まとめ ! しじみとウコン ヘパリーゼ そして・・・

 

あと、アルコールと肝臓の関係を知りたい方はこちらもあわせてどうぞです。

>> アルコールは肝臓でどう分解される ? おつまみは何がいい ?

 

最後までお読みくださってありがとうございました。

 

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