ウコンとしじみはどちらも肝臓に良いとされる食品ですが、はたしてどちらが効くのでしょうか?
酒飲みとしては気になりますよね。
ほかに肝臓エキスもあって、どれもサプリメントが出ているけど、迷うところですね。
ここでは、お酒を飲む人のために、ウコンとしじみの何がどんなふうに効くのか、その効果をお伝えしたいと思います。
さらに肝臓エキスについてもお伝えしますね。
ウコンとしじみ どっちが効く ?
結論を先に言いますね。
どちらも効きます。でも、使い方が少し異なるのです。
つまり、こうです。
飲み過ぎたときはウコンを ! 普段の体質改善はしじみで !
その理由は、次の通りです。
ウコンに含まれるクルクミンは肝臓の解毒作用を強化してくれるので、飲み過ぎのときに効果があります。
しかし、肝臓をたくさん働かせるので、過剰に摂取するとかえって肝臓に負担がかかるという副作用があると言われています。
したがって、常用はさけるべきと考えます。
一方、しじみに含まれるアミノ酸の一種であるオルニチンは、肝臓の働きを助ける効果があります。そして、副作用は確認されていません。
常用することで徐々に肝機能を向上させる効果が期待できるのです。
それではもう少し詳しく見てみましょう。
ウコンが肝臓に良い理由
ウコンの含有成分であるクルクミンには次の効果があると言われています。
クルクミンの効果
①肝臓の解毒機能を強化して、肝機能を向上させる。
②胆汁の分泌を盛んにして、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの代謝を促進する。
③コレステロール値を低下させる。
これがウコンが肝臓に良いと言われる理由です。
では、続いてしじみはどうでしょう ?
しじみが肝臓に良い理由
しじみには次のように様々な栄養が豊富に含まれています。
・オルニチン、タウリン、アミノ酸、ビタミンB2、ビタミンB12、鉄分、カルシウム、亜鉛、ほか…
成分の幾つかについて、その効果を見てみましょう。
オルニチンの効果
①肝臓の働きを助け、二日酔いの予防や疲労回復に効果がある。
②酒飲みとしてたいへん気になるγ-GTPの数値を下げる。
③ストレスを軽減させる。
④肌の新陳代謝を促進することから、美容に面での効果も期待できる。
タウリンの効果
①アルコールを分解する酵素の働きを助け、肝臓の負担を軽くする。
②胆汁酸の分泌を促し、コレステロールの排泄を促進して、善玉コレステロールを増加させる。
③インスリンの分泌を促進して糖尿病の予防に効果あり。
④肝細胞の再生を促進する。
⑤肝細胞の中性脂肪を取り除き脂肪肝を改善する。
必須アミノ酸の効果
しじみには、9種類の必須アミノ酸すべてが含まれています。
必須アミノ酸とは、人間が体内で合成できないか、または十分な量を合成できないため、栄養として摂取する必要のあるアミノ酸を言います。
特に、必須アミノ酸のひとつであるメチオニンには、肝機能を高める効果があることが知られています。
しじみには、オルニチン、タウリン、必須アミノ酸と、肝臓に良いとされる成分が3つも含まれていることがお分かり頂けましたね ?
ウコンとしじみの他にもうひとつ、肝臓に良いとしてサプリメントにもなっているものに肝臓エキス、つまり肝臓水解物があります。ヘパリーゼが有名ですね。
こちらも気になりますよね。
せっかくですから肝臓エキスについてもお伝えしましょう。
肝臓エキスとは ?
肝臓エキスとは、哺乳動物の肝臓(レバー)を加水分解酵素で分解してエキスにしたものです。
肝臓水解物とも言われています。
つまり、肝臓エキスはアミノ酸が凝集したエキスなんです。
レバーをそのまま食べるより、体に吸収されやすく、体内の細胞の再生、特に肝細胞の再生を助けるとされています。
肝臓エキスに含まれる必須アミノ酸は、胃腸の調子が悪いときにも消化吸収されやすく、滋養強壮に効果があるのです。
肝臓エキスの効果
①肝臓の新陳代謝を活発にして肝細胞を保護し、再生を促す。
②二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を助ける。
③細胞の再生を助けることから、皮膚細胞の老化を防ぎ、肌荒れを改善して肌を守る。
おわりに
ウコンとしじみ、肝臓エキスのどれもみな肝臓に良い効果があるといえますね。
そして、これらを成分とするサプリメントや食品は色々あります。
サプリメントについてはこちらにまとめておきましたのでどうぞ。
>> 肝臓を守るサプリ まとめ ! しじみとウコン ヘパリーゼ そして・・・
あなたに合うものを選ぶ参考になれば幸いです。
肝臓に良い食品についてはこちらにまとめましたのでどうぞです。
健康診断が気になるかたはこちらもどうぞです。
>> 健康診断 前日のお酒はダメ ? 食事の影響は ? 薬は ? 内科医に聞いた !
最後までお読みくださって有難うございました。