冬の間は、完全な雪道なので、雪道に合わせた運転をしますよね。
でも、雪解けの頃になると、アスファルトの路面が出ているところもあるし、気温と併せて気持ちも緩んできませんか ?
でも、雪解けの頃は雪道とは違った注意が必要なんです。
ここでは、雪解けの頃の運転の注意についてお伝えしたいと思います。
そして、もうひとつ、スタッドレスタイヤは雪解け道で安全なのか ? についてもお伝えしたいと思います。
雪解け 運転の注意事項は ?
雪解けの頃は、路面がぐしゃぐしゃになりますが、日陰などではまだ、氷が残っていたりします。
つまり、水たまりの路面と凍結路面が混在する時期なのです。
基本は、凍結路面を想定して、車間距離とスピードを抑えることが必要です。
そして、もうひとつ注意すべきことは、「泥はね」です。
特に、東北、北海道では、卒業式、・園式そして入学式・入園式のころは道路が雪解けのぐちゃクチャ道です。
跳ね上げた泥水を、式に向かう親子にかけてしまっては大変です。
クリーニング代はもちろんですが、相手の門出にケチをつけてしまうわけですから、文句を言われてしまいます。
これ、精神的にちょっと落ち込みますよね。
雪解けの季節は、スリップだけでなく、泥はねにも注意が必要ですから、雪道以上に慎重に運転する必要があります。
どうぞ、ご注意くださいね。
雪解け スタッドレスタイヤは安全か ?
さて、安全運転に関しては、雪解け時期は微妙です。
スタッドレスタイヤは雪解けでも安全に走れるのか ?
気になりますよね。
じつは、雪解けになるとスタッドレスタイヤの性能は落ちてしまうのです。
これは、スタッドレスタイヤの深い溝に原因があります。
冬道で車が滑る原因は、氷の上の薄い水の層が、タイやと氷の間に入って摩擦を妨げてしまうことにあります。
本来、スタッドレスタイヤは凍った路面でも滑りにくくなるよう設計されたものです。
その仕組みは、低温でも硬くならず、路面との密着をキープすることと、表面に刻まれた深い溝が、タイヤと氷の間の水を取り込むことで路面との摩擦を維持することと、溝そのものが氷を噛んでくれることにあります。
ところが、雪解けになると、水が多すぎて、スタッドレスタイヤの溝が禍いしてしまうのです。
溝がたくさんの水を含むと、却って路面との間に水の膜を作って摩擦力を低下させてしまうのです。
ですから、スタッドレスタイヤは、雪解け道では制動性能が低下するのです。
これは雨の日も同様です。
と言って、この季節はまだ雪の残っているところもありますから、すぐに夏タイヤに換えるわけにもいきません。
ですから、雪解け時期は、雪道以上に注意が必要と言うことです。
おわりに
いかがでしたか ?
雪解け時期の運転の注意事項とスタッドレスタイヤの安全性についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
車間距離、スピード、そして歩行者への泥はね。
慎重に雪解け時期を乗り越えましょう !
最後までお読みくださってありがとうございました。
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