駐車場で車をぶつけてしまった !!
どうしよう ?
相手の車の傷は分からないし、運転者はそこにいないし、こっそり逃げてもいいのかな ?
罪になるかな? 警察に言えば点数を引かれるのかな ?
気が動転してパニクってしまって、どうしたらいいか分からなくなってしまいますよね。
ここでは、車をぶつけてしまったときはどうしたらよいのか、また、してはいけないことについてお伝えしたいと思います。
車をぶつけたら対処はどうする ?
結論から言いますね。
車をぶつけてしまったとき、あなたがするべき対処は次の3つです。
①相手の車の運転者を探して謝罪する
②警察に連絡する
③保険会社に連絡する
順にご説明しますね。
相手の運転者を探して謝罪する
車をぶつけたとき、まずしなければならないのは、相手の車の運転者を探して謝罪することです。
たとえ、相手の車に傷が見当たらなくても、です。
気が動転しているときは気付かなくても、相手の車に傷がついていることもあります。
後で持ち主が気付くととても気分が悪いものです。
逆の立場を考えると想像がつきますよね。
それと、外観上は傷が見えなくても、車体にゆがみが生じていることもありますから。
駐車場などで相手の運転者がそこにいないと、そのままその場を離れてしまいたくなりますが、それをしてはいけません。
理由は後でご説明します。
スーパーなどの駐車場なら、お店の人に言って車のナンバーの持ち主を呼び出してもらうと良いですよ。
相手の運転者が見つかったら、素直に謝ります。
あと、お互いの連絡先を交換します。
これは、修理費の見積、請求を受けるために必要ですから、忘れないようにしてください。
後で任意保険の保険会社へも相手の連絡先を伝える必要があります。
警察に連絡する
次に警察に連絡します。
相手の運転者がその場にいなくて、すぐに連絡が付かない場合でも警察に連絡することで、事故処理の受付がなされます。
警察が来たら、次の3つの提示を求められます。
・運転免許証
・自賠責保険証書
・車検証
そのあと、事故を起こした時の時間と状況を詳しく聞かれます。
保険会社に連絡する
車をぶつけた時、もうひとつすることは、任意保険をかけている保険会社に連絡することです。
保険証書の番号と保険会社の事故受付窓口の電話番号が記載されたカードサイズの紙が保険証書についてきていますから、免許証と一緒に携帯しておくとよいですよ。
すぐに出てこないときは、後で連絡しても構いません。
保険会社への連絡もできるだけ早くしておきましょう。
修理の賠償に保険を使うと保険の等級が下がって、次回更新のときに保険料が上がってしまいます。
でも相手とのやりとりを肩代わりしてもらえますから、精神的に楽ですよ。
車をぶつけた 逃げるとどうなる ?
車をぶつけてしまって、相手の運転者がいないと、一刻も早くその場から離れたくなります。
その心理は分かります。
でも、逃げてはいけないのです。
逃げると「当て逃げ」になってしまいます。
つまり、「罪」になるのです。
たとえ相手の運転者がいなくても、駐車場なら防犯カメラが付いていることがあります。
また、相手の車にドライブレコーダーが付いていれば、後で分かります。
それに、誰かが見ていて通報される可能性もありますし・・・。
自分から警察に連絡していれば罪にならなかったものが、後でバレルと罪になるのです !
それに、後でバレたらどうしようという不安を背負ってしまうことになって、心理的にも良くありません。
この気持ちは、その後の生活全体に暗い影響を与えてしまいますよ。
当て逃げは、道路交通法第72条違反であり、罪となります。 たとえ物損のみでも、事故を起こしたときは、 という義務があるのです。
・ただちに運転を停止し
・危険防止措置をとり
・警察官に連絡する
キチンと警察に連絡していれば罪とはなりません。
車をぶつけた 点数は ?
さて、相手の方に謝罪して、後日修理費を払うことで話がついたし、警察の事故処理も終わったとしましょう。
あと、気になるのは「点数」ですね。
物損事故の場合、免許の点数はどうなるのでしょう ?
ご安心ください。
人身でない場合、点数には影響しません。
でも、当て逃げになると点数が引かれますよ !
しかも、点数が付加されて重くなります。
当て逃げの点数
基礎点数:2点 (安全運転義務違反)
付加点数:5点 (危険防止措置義務違反)
合 計 7点
つまり、当て逃げになると点数は合計 7点引かれることとなり、一発で「免停」なんです。
後で発覚して免停となるより、初めから警察に連絡した方が免停は免れるし、精神的にもスッキリしますよね。
おわりに
いかがでしたか ?
駐車場などで車をぶつけてしまった場合、覚悟をきめて対処しておけば、大事にならずに済みます。
車をぶつけてしまったときの対処をもう一度まとめておきますね。
・相手を探して謝罪
・警察に連絡
・保険会社に連絡
この3つさえキチンとやっておけば大丈夫ですよ。
でも、車をぶつけてしまうと、一番大きいのは精神的ダメージです。
しばらくは落ち込んでしまいます。
そうならないためにも、運転はくれぐれもご注意くださいね。
なかでも物損事故を起こしやすいのが駐車場です。
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最後までお読みくださってありがとうございました。