函館と言えばきっと「夜景」を連想しますよね。
私にとっては子どものころから何度も見てきた夜景ですが、その美しさは、やっぱり100万ドルの夜景と呼ぶにふさわしいものだと思っています。
函館の地形は、その両側を右は津軽海峡に、そして左は函館港に挟まれてアーチを描いています。
この独特の地形のために、海の上にくっきりと夜景が浮かび上がるのです。
そのコントラストこそ、函館の夜景の魅力の一因と言えるでしょう。
ところで、せっかく函館の夜景を見るなら、ベストタイム、ベストシーズンで見たいと思いませんか ?
ここでは、函館の夜景を見るときのおススメの時間と時期についてお伝えしたいと思います。
あわせて年末年始も見れるか ? についてもお伝えしますね。
函館の夜景 おすすめの時間は ?
夜景が最も美しく見えるのは、いわゆる「トワイライトタイム」、つまり、日没から20分くらい過ぎたあたりの時刻です。
この時刻には、遠くの山々のシルエットが見え、かつ、地上から空に向かってオレンジ色から次第に薄い黄色へ、そして青が濃くなって、やがて暗闇の空に続く。
そんな多彩な色彩を見せてくれる時間だからです。
函館の夜景は、トワイライトタイムから見始めると、空の色が変ってゆく様子、そして完全な夜景が浮かび上がる瞬間を見ることができますよ。
日没時刻は季節によって異なりますから、目安となるベストタイムを表にしておきますね。
(独断で気になる月だけあげました)
時期 |
日没時間 |
ベストタイム |
5月 |
午後6時30分過ぎ |
午後6時50分頃 |
7月 |
午後7時15分頃 |
午後7時35分頃 |
8月 |
午後7時前 |
午後7時20分頃 |
9月 |
午後6時10分頃 |
午後6時30分頃 |
12月 |
午後4時10分頃 |
午後4時20分頃 |
1月 |
午後4時20分頃 |
午後4時40分頃 |
混雑の時間帯
ここで注意したいのは、ロープウェイも山頂も人で混雑する時間帯があると言うことです。
特に夏、とりわけ8月は混み合います。
ゴールデンウィークもそれなりに人が多いのですが、8月に比べれば、まだ肌寒いこともあって、それほどの混み具合ではありません。
混雑時は5分間隔で運行する125人乗りのロープウェイでさえ、待ち時間が30分を超えることもあります。
ロープウェイの夏場の混雑時間帯はおおよそ次のとおりです。
・上り : 17:30~18:30
・下り : 18:30~19:30
8月なら、30分くらいは待つことを想定して、18:00頃にはロープウェイ乗り場に着くようにすれば、トワイライトのベストタイムに山頂にいることができます。
ここで、もう一つ問題が・・・。
山頂も混んでいてなかなか前の方にいけない可能性があるということです。
その場合は、展望台ではなく、すぐ近くの漁火公園(いさりび公園)が意外な穴場です。
大抵の人は展望台から見ようとしますので、漁火公園は混み合わないことが多いです。
漁火公園はロープウェイを降りてすぐ左手ですよ。
もし、ベストタイムでなくても、混雑の少ない方が良いという方には、夏なら午後7時過ぎに上って8時くらいに降りてくるのがおすすめです。ストレスが少なくて済みますよ。
ベストタイムで見るか、混雑を避けるか あなたはどっち ?
つまり、最もきれいに見れるベストタイムを選ぶか、混雑をさけて快適に見たいかで、時間の選び方が変わってくると言うことです。
8月を例にしてみますね。
・夜景がきれいなベストタイムを選ぶなら
→ 18:00頃にはロープウェイ乗り場に行く
・混雑をさけて、心穏やかに見るなら
→ 19:00過ぎにロープウェイ乗り場に行く
函館の夜景 おすすめの時期は ?
函館の夜景は、季節によって違った風情があって、一年を通して楽しむことができます。
季節ごとの特徴をあげておきますね。
季節による函館の夜景の特徴
春・秋
春と秋は晴天率が高く、そして、秋から冬にかけては空気が澄んでいるので夜景が一層きれいに見えます。
晴天の夜。見上げれば満点の星、そして眼下にはきらめく夜景。
これが春、秋の醍醐味です。
初夏
初夏には霧がたって、霧を透かして見る「霧夜景」と言われる幻想的な夜景が見られることがあります。
霧にかすむ夜景
冬
冬は、雪に街の灯やネオンが反射して雪明かりとなります。
白い街並みに雪明りが加わった夜景は、北国の函館なればこそ味わえるやさしい景色です。
寒いはずなのに、なんだかほっこりした気分になりますよ。
また、津軽海峡に点々と、イカ釣り船の「漁火(いさりび)」が見られるのは初夏から初冬にかけてのころです。
この景色もまた、幻想的に感じられます。
漁火
このように、函館の夜景は、四季を通じて味わいがありますから、いつ行ってもよいのですが、私があえておすすめするなら、夏以外 ! です。
理由は、前の章で述べたように、夏、特に8月はロープウェイも山頂も人でごった返すからです。
特に近年は海外からの旅行客が増えていますしね。
少しゆったりと函館の夜景を楽しみたいなら、混雑する8月を避けて行かれるのが良いと思います。
それでも休みはやっぱり夏の方が取りやすいという方は、前の章でお伝えしたように、ベストタイムをとるか、混雑をさけて少し遅めの時間にするかご検討くださいね。
函館の夜景 年末年始も見れる ?
はい。
函館山ロープウェイと売店、レストランは年中無休ですから、年末年始も夜景を見にいけますよ。
大みそかの夜は営業時間を延長して、ロープウェイは上りが1月1日の0時30分まで、下りは午前1時まで運行します。
売店は0時30分まで営業、山頂展望台2階のレストランジェノバは20時ラストオーダーとなります。
ちなみに大晦日は、21時以降にレストランがフリースペースとして開放されるので、寒くなってきたら暖を取ることができますよ。
函館の夜景を見ながら迎える新年も、思い出深いものになるのではないでしょうか ?
おわりに
函館の夜景、せっかくならベストタイム、ベストシーズンで見たいものですね。
おすすめの時間、時期による夜景の特徴、そして年末年始も夜景が見れるかについてもお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか?
あなたが、函館で気持ちの良いひと時を過ごせますように !
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最後までお読みくださってありがとうございました。