さつまいもは蒸かすと柔らかくなりますし、すりつぶすこともできますから、離乳食にとり入れているママさんは大勢います。
ただ、気になるのはアク抜きです。
大人の場合はアク抜きしなくても問題ありませんが、赤ちゃんならどうでしょう ?
それとアレルギーの可能性はないでしょうか ?
ここでは、赤ちゃんに食べさせる前にぜひとも知っておきたいアク抜きとアレルギーについてお伝えしたいと思います。
さつまいもの離乳食 アク抜きは必要 ?
そもそのさつまいもに「アク」ってあるんでしょうか ?
はい。
さつまいもには「アク」がしっかりありますよ。
さつまいもを切ると白い液がにじみ出てきます。
そして、放置しておくと黒く変色してきます。
これがさつまいものアクで、その正体は、ヤラピンとクロロゲン酸、タンニンなどです。
ヤラピンは糖脂質の一種、クロロゲン酸、タンニンはポリフェノールです。
これらが酸化すると黒く変色するんです。
でも、焼きいもや蒸かしいもにする場合、アク抜きってしませんよね。
ですから、アク抜きはしなくても、大人の場合は大丈夫なんです。
それどころか、さつまいものアクの成分にはダイエット効果があるんですよ。
さつまいものダイエットについてはこちらをどうぞです。
>> さつまいもはダイエットに効果ある ? 成分は ? いつするといい ?
チョット横道にそれてしまいました。
話を離乳食に戻しますね。
では、赤ちゃんにも、さつまいもをアク抜きしないで与えて大丈夫でしょうか ?
赤ちゃんは、消化器系が未発達ですから注意が必要です。
特に、アクに含まれているヤラピンには緩下作用がありますから、アク抜きをすることをおススメします。
①厚めに皮をむきます。
アクの成分は皮に多く含まれているからです。
②適当な大きさにカットしてから水に浸します。
③5分くらいたったら水を換えます。
④水が白く濁らなくなるまで2~3回水を換えればアク抜き完了です。
あとは柔かく煮れば下準備はOKです。
月齢に合わせてフォークの背などですりつぶして与えると良いですよ。
さつまいもの離乳食 アレルギーの心配は ?
さつまいもは、消費者庁が指定するアレルギーが出やすい食品には含まれていません。
でも、赤ちゃんの場合、稀にさつまいもでアレルギー反応を起こしてしまう場合があるようです。
口のまわりなどにかゆみや発疹が出たり、のどの痛み、下痢などを起こすことがあります。
重篤な症状になることはほとんどないとされていますが、それでも絶対とは言い切れません。
さつまいもを与えるときは、少量ずつ様子を見ながら与えてくださいね。
少量ずつ様子を見ながら与えるのは、さつまいもに限らず、初めての食材を赤ちゃんに与えるときの基本ですね。
万一、発疹など、アレルギーを疑う症状を見つけたときは、かかり付けの小児科などで受診してください。
ところで、さつまいものアレルギーの原因ってなんでしょう ?
さつまいもは、ほとんどが炭水化物と食物繊維です。
でも、微量ですがたんぱく質が含まれています。
じつは、この微量のたんぱく質が、赤ちゃんの場合、アレルギーの原因となることがあるのです。
ほとんどの赤ちゃんは大丈夫なのですが、稀に起こり得るということです。
おわりに
いかがでしたか ?
さつまいもを離乳食にする場合、気になるアク抜きとアレルギーについてお伝えしましたが参考になりましたでしょうか ?
あなたの赤ちゃんが元気に育ちますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。