さつまいもはイモ類のなかでは甘みがあって、大人はもちろん好きな方が多いですが、赤ちゃんにも食べやすいので、離乳食としておすすめの食材です。
でも、離乳食って赤ちゃんが一度に食べてくれる量はごく少量なので、食材の保存に困ってしまいませんか ?
「とりあえず冷蔵庫に入れておけば大丈夫」って思っていませんか ?
ここでは、そんなあなたのために、離乳食にさつまいもを使う場合の保存方法と、冷凍保存が可能か ? 可能なら解凍方法は ?
そんな疑問にお答えしたいと思います。
離乳食 さつまいもの保存方法は ?
さつまいもは、じつは低温に弱い食材なんです。
ですから、離乳食を作ろうと思って、さつまいもを買ってきたら、冷蔵庫で保存してはいけませんよ。
家の中でも玄関とか、冷暗所を見付けて保存してください。
新聞紙などに包んでおけば1ヵ月くらいはもちます。
では、離乳食用に下ごしらえした場合はどうでしょう ?
この場合はもちろん常温保存はできません。
次の章でお伝えしますね。
離乳食 さつまいもは冷凍できる ?
さつまいもを離乳食用に下ごしらえしたら、冷蔵でしょうか ?
それとも冷凍 ?
冷凍してください。
3週間くらいは保存できますよ。
あ、その前にさつまいもの離乳食用の下ごしらえについて簡単に載せておきますね。
①皮をむいてカットしてからアク抜きをする
②蒸かす、または煮る
③マッシュする
下ごしらえの仕方について、詳しくはこちらをどうぞです。
>> さつまいもの離乳食 アク抜きは必要 ? アレルギーの心配は ?
さつまいもの冷凍の仕方はこうです。
①マッシュして冷ましたらフリーザーパックに入れて均等に平らにします。 ②包丁の背や割りばしなどで押して区切り用のラインを入れておきます。 ③冷凍庫で保存します。
空気はできるだけ抜いてくださいね。
フリーザーパックの中に入れてから、押し付けてつぶしてマッシュする方法もありますよ。 お好みでどうぞ。
区切りラインでできる正方形が、一回に使う量になるようにすると良いですよ。
使うときは割りばしなどでつけた区切りラインの通りに「パキッ」と折って使います。
残りは再び冷凍庫で保存できますよ。
一回の量と硬さの目安はこんな感じです。
赤ちゃんの月齢 |
さつまいも離乳食の量 |
固さ |
離乳食初期(5~6カ月) |
小さじ1杯(5g) |
なめらかなペースト状 |
離乳食中期(7~8カ月) |
小さじ2杯(10g)~大さじ1杯(15g) |
舌でつぶせる硬さ |
離乳食後期(9~11カ月) |
大さじ1杯(15g) |
歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい) |
離乳食 さつまいもの解凍方法は ?
解凍するときはレンジでチンするだけです。
ほんわか温かくなる程度に解凍すると良いです。
時間にすると500Wのレンジで20~30秒くらいですね(量によりますので様子を見ながら時間を追加してください)。
あとはもう、そのまま赤ちゃんに食べさせてOKです。
お湯や溶いた粉ミルクで伸ばしてあげても良いですよ。
のばすとき、牛乳は要注意ですよ。 牛乳はたんぱく質の分子量が大きいので、消化器系が未発達の赤ちゃんはうまく分解できず、アレルギーを引き起こす可能性があります。
牛乳を使って伸ばすのは、離乳食中期以降にした方が良いでしょう。
牛乳をそのまま飲めるのは、1才を過ぎてからです。
おわりに
いかがでしたか ?
離乳食にさつもいもを使う場合の保存方法、冷凍の仕方と解凍についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
マッシュして冷凍しておけば3週間くらい保存できますし、レンジで解凍してすぐ使えますから楽ちんですよ。
最後までお読みくださってありがとうございます。