里芋は食物繊維が豊富で、大人のダイエット食としても注目されている食材ですね。
それに、里芋は柔らかくなりますから離乳食にも適していますよ。
でも、離乳食として赤ちゃんに与えるにはいくつか疑問を解消したいですよね。
・いつからなら赤ちゃんに食べさせても大丈夫 ?
・アレルギーの心配はないの ?
・下ごしらえはどうしたらいいの ?
ここではそんな疑問にお答えしたいと思います。
里芋の離乳食はいつから大丈夫 ?
里芋は、だいたい7~8ヵ月くらい、つまり離乳食中期から赤ちゃんに与えても大丈夫です。
表にまとめるとこうなります。
離乳食初期 (5~6ヵ月) ×
離乳食中期 (7~8ヵ月) 〇
離乳食後期 (9~11ヵ月) 〇
離乳食完了期 (1才~1才6ヵ月) 〇
里芋の離乳食 ? アレルギーの心配は ?
里芋を食べるとしばしば口の周りが痒くなる人がいます。
また、里芋の調理中に手が痒くなることもあります。
じつは里芋には痒みの原因となりうる2つの成分が含まれています。
ひとつはシュウ酸です。
これは熱に弱く、また水に溶けるので、きちんと茹でてやればほとんど残りません。
もうひとつはアセチルコリンというものです。
こちらはアレルギー物質ではありませんが、仮性アレルゲンと言って、アレルギーと似た症状を起こすことがある物質です。
ですから、赤ちゃんに与えるときは、初めはゆっくり一口ずつ食べさせて様子を見てください。
仮性アレルゲンは、皮膚の赤みや痒みを引き起こすことがありますが、多くの場合、症状は軽いと言います。
でも、もしお口の周りが赤くなってきたり、赤ちゃんが痒がっているようなら、念のためにかかりつけの病院で診てもらってくださいね。
里芋の離乳食 下ごしらえはどうする ?
では、次に、里芋を離乳食にするときの下ごしらえについてお伝えします。
手順は次の通りです。
①里芋を流水または水を張ったボウルの中で洗って泥を落とす。
②鍋に里芋を入れ、ヒタヒタになるくらいの水を入れて茹でる。
③粗熱が覚めたら底の部分(平らな方)を少し切り取ると、皮がむきやすくなります。
④皮を剥いたら月齢に合わせて切るか、すりつぶします。
中期~後期 : 5~6mm位
完了期 : 1cm位の角切り
⑤お湯でのばす。
すりつぶしたら、最後にお湯で伸ばします(角切り以外)。 お湯以外に、ミルク、野菜スープ、薄めのだし汁、果汁、なども使えますよ。
おわりに
いかがでしたか ?
里芋を離乳食にする場合、いつから食べさせられるのか、アレルギーの心配はないか、さしてさらに下ごしらえについてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
里芋は味に癖がなく、免疫力を高める効果の期待できる食材ですから、離乳食として上手に活用したいですね。
あなたと赤ちゃんが健康でありますように !
里芋の健康効果についてはこちらもあわせてどうぞです。
>> 里芋でかゆい ! これってアレルギー ? 意外と知らない効能とは ?
最後までお読みいただいて有難うございました。