芋煮会 秋の東北地方の年中行事のひとつですね。
里芋を牛肉、長ネギ、こんにゃくなどと一緒に大鍋で煮て、皆でワイワイやりながらなべをつつきながら一杯。
たまりませんね。
私は数年を仙台で過ごしたことがあるので、毎年芋煮会が楽しみでした。
ちなみに、芋煮会でコミュニケーションを深めることを、「イモニケーション」とも言いますよ。
この里芋なんですが、まとめて買い過ぎてしまったときなんか、どうやって保存しておけばいいのか、いざとなると意外にとまどってしいませんか ?
ここでは、里芋の保存方法と何日もつかについてお伝えしたと思います。
あと、冷凍する場合のやり方と解凍方法もあわせてお伝えしますね。
目次
里芋の保存はどうする ?
里芋の保存は洗わずに !
里芋は、洗うと日持ちしません。
洗わずに、泥付きのまま新聞紙やキッチンペーパーで包んで、冷暗所で保管してください。
泥付きのまま新聞紙などで包むのは、乾燥させないためです。
里芋は、乾燥に弱いのです。
保存温度は常温で大丈夫ですよ。
と言っても高温・低温には弱く、腐りやすくなります。
見かけによらずデリケートな食材ですから、10℃~25℃の範囲をキープするのが望ましいです。
里芋の保存 洗ってしまったら ?
チョット多く洗ってしまったとき、余った里芋はどうすれば良いでしょうか ?
余分な水気を切って、軽く乾かしてから、やはりキッチンぺーパーなどで包んで冷暗所で保存します。
里芋の保存 日数は ?
では、冷暗所に置いた里芋は、いったいどれくらいの日数保存がきくでしょうか ?
おおよその目安は次の通りです。
泥つきの里芋 → 1か月くらい
洗った里芋 → 1週間くらい
特に洗ってしまった場合はカビが生えやすくなりますから、できるだけ早めに調理してしまいましょう。
里芋の保存 冷凍と解凍の方法は ?
次に、里芋は冷凍保存できるでしょうか ?
はい。
もちろん冷凍保存できますよ。
冷凍の里芋がスーパーなどで市販されているくらいですから。
では、里芋の冷凍方法をお伝えしますね。
里芋の冷凍方法
基本は、茹でてから冷凍することです。
生のまま皮つきで冷凍すると、泥の臭いがしみこんでしまいますのでおススメしません。
里芋の冷凍手順は次の通りです。
①里芋を水で良く洗って泥を落とします。
②鍋に水を多めに張って里芋を入れ水からゆで上げます。
③竹串が通るようになったら茹で上がりです。
④粗熱を取ってから、表面の水分をペーパータオルなどで拭き取ります。
濡れたまま冷凍すると、里芋どうしがくっついてしまうのでNGですよ。
⑤フリーザーバッグに小分けにして入れたら、空気を抜いて冷凍します。
冷凍の場合の保存期間は、3~4週間程度です。
里芋 冷凍するとき、皮はどうする ?
皮つきのまま冷凍しても良いですし、皮を剝いてから冷凍しても良いです。
ただ、解凍後の調理を考えれば、茹でた後、皮を剝いてから冷凍した方が楽ですよ。
皮をむくのであれば、茹でる前に里芋の下の部分(平らな方)を薄く切り落としておくと、茹で上がってから簡単に皮がむけます。
里芋の解凍方法
冷凍した里芋は、じつは解凍しません !
解凍すると水っぽくなってしまいます。
それだけではありません。
解凍すると里芋から水と一緒にうまみ成分も流れ出てしまいます。
その結、里芋特有のホクホク感と粘り、そして香りが抜け出てしまいます。
はっきり言って、おいしくありません。
凍ったまま調理するのがおススメです。
おわりに
いかがでしたか ?
里芋の保存についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
里芋は秋が旬です。
芋煮もよし、けんちん汁や筑前煮、煮っころがしにしても美味しくいただけます。
上手に保存して里芋のおいしさを堪能してくださいね。
里芋の健康効果やアレルギーが気になる方はこちらもあわせてどうぞです。
>> 里芋でかゆい ! これってアレルギー ? 意外と知らない効能とは ?
最後までお読みいただいて有難うございました。