毛ガニの濃厚な味、たまりませんね。
「カニを食べると無口になる !」と言われるほど、食べ始めたらもう一心に、むさぼるように食べます。
せっかくですから、できるだけおいしく食べたいですよね。
ここでは、毛ガニをおいしく食べるための、ゆで方と解体方法のコツをしっかりお伝えしたいと思います。あと、おいしい食べ方もちよっと・・・。
毛ガニの美味しい茹で方
活きたものなら、生で刺身でも食べられますが、家庭ではゆでて食べるのが一般的です。
ゆで方のコツは4つです。
①塩水でゆでる
ボイルするときに、海水と同じくらいの塩水(3%くらい)を使うのがコツです。
真水で茹でると、カニのうま味が水に溶け出してしまいます。
②足を縛る(固定する)
2つ目のコツは、足を大き目の輪ゴムなどで固定しておくことです。
こうすることで、足をそろえた形できれいにゆで上げることができます。
ゆで上ったときに、足がばらばらだとちょっと不気味ですので、ぜひ固定してからゆでてくださいね。
沸騰したところにカニを入れて、再び沸騰してから20分くらいボイルします。
③落し蓋をする
ゆでるとき、蟹の甲羅を下側にして入れ蟹が浮き上がらないようにするのが3つ目のコツです。
カニが浮き上がってしまうと、カニみそが身のほうに回って身が黒くなってしまいますよ。
浮き上がらないようにするには、落とし蓋をなどが有効です。
④冷水でしめる
茹であがったら冷水でしめます。
こうしておくと、殻から身をはがしやすくなるのです。
①塩水でゆでる(真水はNG)
②足を縛る
③落し蓋をする
④ゆで時間は20分
⑤冷水でしめる
さて、それでは食べる前に解体しましょう。
毛ガニの解体のコツ
ボイルした後の毛ガニを解体するには、包丁でもできますが、キッチンバサミがあると便利ですよ。
解体の手順は次のとおりです。
①足を切り離す
まず、足を広げてすべて根元から切り取ります。
足はカーブしたフチの部分を切り取っておくと食べるときに割りやすく便利ですよ。
このとき、身まで切り落とさないように注意してくださいね。
②フンドシをはがす
次に甲羅をひっくり返して「フンドシ」といわれる、三角形に割れている部分をはがします。
甲羅に親指の爪をかけてはがしてしまいます。
赤い点線の部分が「フンドシ」です(足を切り離す前ですが・・・)。
③甲羅を両手で外す
甲羅に親指の爪をかけて上に引き上げると、バカっという感じで外れます。
④本体を真っ二つにする
甲羅を剥がした後の、身の詰まった方を縦に真っ二つに切ります。
⑤足の付け根を切る
それから足を切り取った後の付け根の部分をすべて水平に切って、上半分を切り取ります。
つまり、水平方向にも二つに分けるのです。
こうすると身が取り出しやすくなります。
こんな感じです(下の写真)。
これで解体完了。
あとは存分に食べてください。
毛ガニの美味しい食べ方は ?
アッ、食べるときは何もつけなくて良いですよ。
毛ガニはけっこう濃厚な味がありますから、そのままで食べるのがおススメです。
お好みならポン酢をつけてもOKですよ。
あと、少し残して雑炊にすると、これがまた美味いんだなぁ。
ぜひお試しください。
①足を切り離す
②フンドシをはがす
③本体を真っ二つにする
解体の仕方(さばき方)はこちらの動画が分かりやすいですよ。
終わりに
以上、毛ガニをおいしく食べるためのゆで方、解体のコツについてご説明しましたが、参考になりましたでしょうか ?
それでは、どうぞおいしい毛ガニを味わってくださいね。
*毛ガニのほかの食べ方や賞味期限、保存方法、そして選び方については、こちらもどうぞです。
>> 毛ガニの食べ方のおすすめは 焼き ? 茹でる ? それとも生 ?
>> 毛ガニの選び方 店で買うときは ? 通販の場合は ? 産地はどこがいいの ?
最後までお読み下さって有難うございます。
この記事が、あなたの役に立てばうれしく思います。