玉ねぎ、お好きですか ?
生でサラダに入れたり、みじん切りにしてハンバーグに入れたり、お味噌汁の具にもなるし、普段何気なく食べてますよね。
じつは、玉ねぎって健康食品なんですよ。
ここでは、特に玉ねぎが肝臓にどんな効果をもたらすかについてお伝えしますね。
肝臓に玉ねぎが効く !?
玉ねぎが健康食品と言われるのは、なぜでしょう ?
それは、玉ねぎにはこんな働きがあるからなんです。
・疲労回復
・動脈硬化の予防
・解毒作用
・血液をサラサラにする
・免疫力アップ
・脂肪の蓄積を抑える
じつは玉ねぎの持つこれらの働きは肝臓に密接な関係があるのです。
順にご説明しますね。
肝臓に効く玉ねぎの栄養 アリシン !
上にあげた玉ねぎの健康効果の多くは、アリシンと呼ばれる硫黄化合物に起因しているんです。
アリシンは、玉ねぎを刻んだ時に玉ねぎの細胞膜が壊れることで初めて作られます。
アリシンには、ざっと次のような効能があるんですよ。
疲労回復
アリシンは、ビタミンB1と結びつき、体内に長くとどまる作用があります。
ビタミンB1は糖をエネルギーに変えるときに使われ、疲労回復効果があるのです。
アルコールの分解
またビタミンB1は、肝臓がアルコールを分解するときに大量に消費されるので、アリシンによってビタミンB1が蓄えられると肝臓のアルコール分解を助けることになるのです。
解毒作用
アリシンは、肝臓の解毒作用を活性化させる効果があることが分かっています。
殺菌作用
アリシンは、もともと玉ねぎやにんにくが動物や虫に食べられるのを防ぐためにその元となるアイリンが蓄えられるようになったと考えられています。
その殺菌作用は、ピロリ菌やO-157を死滅させるほどの強い力があるそうですよ。
玉ねぎを生で食べ過ぎると、胃腸の中の善玉菌まで殺菌されてしまう恐れがあるので、 適量にとどめてくださいね。 玉ねぎを生で食べる場合の適量は、一日1/4個(20~30g)くらいまでがおススメですよ。
脂肪を減らす
アリシンには、脂肪の代謝を促す働きがあります。
脂肪が肝臓に過剰に溜まってしまうと、脂肪肝となって肝機能機能を著しく低下させる原因となります。
玉ねぎを食べることで、脂肪が肝臓に蓄積されるのを予防する効果が期待できます。
肝臓に効く玉ねぎの栄養 グルタチオン !
玉ねぎに含まれているグルタチオンは、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)で構成されたトリペプチドと呼ばれる成分です。
グルタチオンには、強い抗酸化作用があって、活性酸素を除去するする効果があります。
活性酸素は、肝臓で最も多く発生して肝細胞を傷つけてしまうので、強い抗酸化作用のあるグルタチオンを多く含む玉ねぎは、肝臓の味方と言えますね。
グルタチオンには、さらに、毒素を排出する作用もあるので、解毒に携わる肝臓の働きを助けてくれる成分なんです。
玉ねぎの皮には、ケルセチンというポリフェノールの一種が多量に含まれています。 ケルセチンはグルタチオン同様に、強力な抗酸化力を持っているので、肝細胞を活性酸素から守る効果が期待できます。 でも、「皮」ですから、普通は食べませんよね。 ケルセチンを摂るなら、サプリメントが無難ですね。
おわりに
いかがでしたか ?
普段何気なく食べている玉ねぎには肝臓をいたわる効果があること、お分かりいただけたと思います。
ただ、玉ねぎの食べ過ぎはかえって胃腸に良くありませんから、日々適度に食するのが良いですよ。
あたなが健康でありますように !
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最後までお読みくださってありがとうございました。