古来から日本には「厄年」という考え方がありますが、男性の場合いつなのかご存知ですか ?
「厄年」なんて科学的根拠はないし、迷信・俗信のたぐいだから、気にする必要はないとお考えの方も大勢いらっしゃいます。
でも、長い間厄年の考えや厄払いが無くならないということは、何ならかの信ずるに足るできごとを経験した人もまた、大勢いるということではないでしょうか ?
今回は厄年、特に男性の厄年はいつなのか、また、厄年にやってはいけないことはなにか、そして厄年の男性に贈ることでその男性の厄払いになるというプレゼントについてお伝えします。
厄年 男性はいつ ?
男性の厄年は25歳、42歳、61歳とされています。
なかでも特に42歳は大厄と言って、災難や凶事に遭う可能性が非常に高いので、十分な注意を要する歳とされています。
さらに、厄年の前後1年を前厄、後厄と言って、それぞれ厄の前兆が現れる年、厄の名残が続く年として、やはり注意を要するとされています。
ちなみに、厄年は数え年で言いますから、私たちが通常使う満年齢+1歳となります。
「数え年」は、生まれた年を1歳と数えるのです。
男性の厄年を整理しておきますね。
厄年 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
25歳 | 24歳 (23歳) |
25歳 (24歳) |
26歳 (25歳) |
42歳 | 41歳 (40歳) |
42歳 (41歳) |
43歳 (42歳) |
61歳 | 60歳 (59歳) |
61歳 (60歳) |
62歳 (61歳) |
下段( )内は満年齢です。
現代に当てはめて考えると、25歳は社会人として慣れてきたころ、42歳は仕事上でも、家庭でも責任の重い働き盛りのころ、そして61歳は定年退職のころ(もっとも定年の時期はどんどん延びていますが・・・)と、それぞれ人生の節目に当たる年です。
ですから、いつにも増して慎重に過ごさないといけませんよ、と言うのが厄年の意味と言ってもおかしくありませんね。
厄年の男性がやってはいけないことは ?
さて、そんな人生の節目に当たる厄年に、男性がやってはいけないことは何でしょうか ?
昔から、「厄年には新しいことをするな」と言われています。
具体的には、次のようなことがあげられます。
・家を新築する
・転職する
・結婚する
・etc
これは、絶対やってはいけないと言うことではなく、仕事に慣れたころ、責任の重いころ、そして、定年退職と、人生の節目であればこそ一層慎重に事を進めなさいと言うことだと私は解釈しています。
逆、新しいことをやって厄を落としてしまうと言う考えがあります。
「厄年のときこそ家を新築しろ」とか、「厄年に建てた家に住むと運が開ける」と言う言葉もあるくらいです。
つまり、年齢的に大事なときであり、新しいことにチャレンジするにはそれ相応の準備と覚悟が必要ですよ、と言う戒め(いましめ)こそが、男性の厄年の意味ではないでしょうか ?
と言うことは、前厄は準備段階、本厄で計画通りに事を進め、後厄でしっかり締めることが肝要と考えられます(私の独善的解釈ではありますが・・・)。
厄年男性 プレゼントで厄払いできる ?
そうは言っても厄年だと本人は多かれ少なかれ気になるものです。
そこで、あなたにとって大事な男性が厄年になったら、贈ってあげると厄落としになると言われているものをご紹介しますね。
基本的な考え方は、厄年の女性に贈るものと同じで、長いもの、七色のもの、うろこ模様のものが良いとされています。
ここでは参考例だけ挙げておきますね。
なぜこれらが厄落とし良いかという理由はこちらをご参照ください。
>> 厄年 女性は何歳 ? 出産すると ? 贈り物をもらうと ?
長いもの
具体的には、ネクタイ、ベルトなどがあげられます。
七色のもの
具体的なものとして真珠があげられます。
真珠のついたタイピンなどがおすすめですが、ちょっとキザかな・・・ ?。
うろこ模様のもの
具体的には、うろこ模様の財布、名刺入れ、定期入れなどがあげられ、特に財布は長財布が良いとされます。
おわりに
いかがでしたか ?
男性は、厄年こそ新しいことにチャレンジするくらいの気持ちを持ちたいですね。しかし慎重に・・・。
そして、その男性の無事を祈って厄除けのプレゼントを贈るなら、長いもの、七色のもの、うろこ模様のついたものがおススメですよ。
最後までお読みくださってありがとうございました。
>> 厄年の厄払い いつすればいいの ? 効果は ? お寺でもできる ?