「今年は厄年だから気を付けなくちゃ」、とか、「今年はあなた厄年なんだから気を付けてね」なとど、厄年は要注意の歳と言われていますね。
そもそも厄年って何なんでしょう ?
根拠はあるの ?
そう思いますよね。
厄年とは、厄災が多くなる年齢のことで、陰陽道に由来すると言われていてます。
平安時代にはすでに厄年の考え方があって、古来より根強く信じられてきました。
ところが、じつはその根拠は不明なのです。
でも、古くからずっと信じられてきたと言うことは、厄年にそれなりの大変な経験をした人が実例としてたくさんいたということかも知れません。
今回は厄年、特に女性の厄年について、何歳が該当するのか、そして厄年と出産がかさなったらとうなのか、さらに厄を落とすのに適した贈り物があるのか、についてお伝えしたいと思います。
厄年 女性は何歳 ?
女性の厄年は19歳、33歳、37歳とされています。
しかもその前後の年は前厄、後厄と言って厄年の前兆が現われる年、厄年の影響が残る年とされていますから、3年連続合わせて9年間も厄年が続くことになります。
なかでも特に33歳は大厄と呼ばれ、災難に遭う可能性がに高いので、十分な注意を要すると言われています。
ここで、厄年の年齢の数え方について説明しておきますね。
厄年は「数え年」で数えます。
つまり、生まれた年を1歳と数えるので、私たちが普通使っている満年齢より1歳多いのです。
ですから、女性は満年齢で18歳、32歳および36歳が厄年と言うことになります。
ただ、神社によっては年齢を加算する起算点を1月1日とするところと、立春(2月4日頃)とするところがあり、さらに満年齢で数えるところもありますので、ご自分の厄年がいつになるか知りたい方はお近くに神社に問い合わせてみるのが良いですよ。
女性の厄年を一覧にしておきますね。
厄年 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
19歳 | 18歳 (17歳) |
19歳 (18歳) |
20歳 (19歳) |
33歳 | 32歳 (31歳) |
33歳 (32歳) |
34歳 (33歳) |
37歳 | 36歳 (35歳) |
37歳 (36歳) |
38歳 (37歳) |
下段の( )内は満年齢です。
昔は結婚年齢が現代よりかなり早かったこともあって、結婚、出産、体の変化などの、人生の節目を注意深く生きなさいと言う古くからの知恵なのかも知れませんね。
厄年に女性が出産すると ?
さて、出産が厄年に当たった場合はどうなのでしょう ?
厄年だから、出産や赤ちゃんに良くないことが起こりやすいのでしょうか ?
じつは、まったくの逆で、厄年に出産すると厄払いになると言われているのです。
ただ、男の子だと良いけれど、女の子だと子に厄が残ると言い言い伝えもあります。
そのため、女の子だと捨て子をするのだそうです。
エッ!? それっていつの時代のこと?
ご安心ください。
捨てるまねをするだけです。
それによって「厄」も捨てられると信じられているのです。
こちらも根拠は不明ですので、厄年に出産したら「これで厄を脱した」とプラスの部分だけ取り入れれば良いですよ。
厄年の女性 贈り物をもらうと ?
じつは、厄年の女性がもらうと厄払いになると言われている贈り物があるのです。
それをご紹介しましょう。
長いもの、七色のもの、うろこ模様のものがそうです。
長いもの
長いものは、長寿につながることから、厄年を無事に乗り切って長寿をまっとうするという願いが込められています。
具体的には、マフラー、ネックレス、スカーフなどがよろこばれます。
昔は、腰ひもや帯などが贈られたと言います。
七色のもの
七色のものは、七福神につながるからとも、七難を滅して七福をもたらすとも言われています。
代表的なものとして真珠があげられます。
真珠のネックレスだと、七色+長いものということで特におすすめです。
うろこ模様のもの
うろこ模様のものと言えば、蛇を連想しますね。
昔から蛇は、再生、邪気払い、魔よけに通ずる神聖な生き物とされてきました。
また、弁財天の遣いが白蛇であるとも言われています。
そこで、縁起の良い蛇につながるでうろこ模様のもので、厄年の災難を防ごうというのです。
具体的にはうろこ模様の財布、それも長財布が良いですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
厄年は迷信かも知れませんが、厄払いのプレゼントをもらえばうれしいものです。
もしあなたが厄年を迎える女性の夫なら、あるいは親・兄弟なら、ここでご紹介した贈り物を贈って気を晴らしてあげてはいかがでしょう ?
最後までお読みくださってありがとうございました。
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