せっかく買ったのに、すぐ枯れちゃって・・・。
こんな経験ありませんか ?
「どうせ短い私の命
小父さん見てて 終わるまで」
浜口倉之助 作詞・作曲「花と小父さん」の1節のように、花はすぐ枯れてしまうと思われがちですが、切り花にしても長持ちする花があるんです。
と言うことで、今回は切り花として長持ちする花を厳選してみました。
そして、長持ちしない花についてもチョット触れておきますね。
切り花で長持ちする種類 定番はこれ !
切り花として長持ちする代表的な花は、何といってもガーベラとカーネーションです。
我が家ではよくこの2つを買ってきて長く楽しんでいます。
ガーベラ
お花屋さんの定番です。
ガーベラは水を取り替えてやれば2 週間は持ちます。
ガーベラの開花時期は、3~5月・9~11月と1年に2回あるので、冬以外はほとんどいつでも見ることができます。
豆知識 ガーベラには葉がない !?
ちなみにお花屋さんで売っているガーベラには葉はありません。
どうしてでしょう ?
植物ですから、必ず葉があるはずですよね。
じつは、ガーベラの葉は地表近くにしか生えていないのです。
お花屋さんでは、適当なところから切って店頭に並べますから、ガーベラの葉が人の目にふれることはまずないのです。
ガーベラの葉は、タンポポとほうれん草のあいのこのような、およそ可憐な花には似つかわしくない葉ですねぇ。
えっ ? 見なければよかった ? ごめんなさいね。
カーネーション
こちらもお花屋さんの定番です。
開花時期は二通りあります。
一季咲きの品種の場合:3月~5月頃
四季咲きの品種の場合:2月~7月、9月~11月頃
ちなみに一季咲きというのは春にだけ開花する品種のことで、四季咲きというのは温度など、開花条件がそろえばいつでも開花する品種のことです。
カーネーションは四季咲き品種があるので、ガーベラ同様に冬以外はいつでも見られる花となっています。
カーネーションも水を取り替えてやれば2週間は持ちますよ。
ただ、切り花のつぼみはなかなか開いてくれません。
つぼみが多いと栄養が分散されてどれも開きません。
大きめのつぼみだけ残して、ほかは取り除いておくと開きやすくなります。
あと、切り花の場合、乾燥を防ぐためにあまり日当りに置かないことも原因のようです。
十分に日光に当ててやれば切り花でもつぼみが開いてくれますよ。
ただし、日当りに置く場合は、水の取り替えを頻繁に行わないと水が濁って、かえって花の寿命を短くしてしまいますから、ご要注意くださいね。
豆知識 母の日にカーネーションを贈るのはなぜ ?
カーネーションは5月の第2日曜日・母の日に贈る花としておなじみですね。
1908年5月10日にアメリカでアンナ・ジャービスという少女が、亡き母にカーネーションを捧げたのをきっかけに、母親にカーネーションを贈る習慣が広がったと言われています。
その後1914年に、5月の第2日曜日が国民の祝日と定められたのです。
この習慣が大正時代に日本に伝わったのですが、じつはカーネーションは江戸時代に既に日本に伝えられていたと言います。母の日よりもずいぶんと前に日本に来ていたのですね。
切り花として長持ちする種類 他には ?
私の好みからガーベラとカーネーションだけを取り上げましたが、切り花として長持ちする花はほかにもこんなのがありますよ。
菊、スターチス、ラン(蘭)、ユリです。
これらも普通に1週間くらいもちますよ。
ただし、直射日光は避けて、水をこまめに替えてくださいね。
切り花として長持ちしない種類は ?
好きな花なんだけど、長持ちしないものもありますよね。
バラは長持ちしにくい代表的な花です。
そうは言っても、好みの切り花は少しでも長持ちさせたいですよね。
切り花を長持ちさせる方法はこちらにまとめておきましたのでどうぞ。
私もバラが好きなので、時々買って来ます。
そして「長持ちさせる方法」で1週間以上もたせていますよ。
おわりに
お花を楽しむ方法として、長持ちする花だけだと、いつも同じ種類の花を飾ることになってしまいます。
それに、お花は短い命だからこそ、よけい愛おしいのかも知れません。
私は、花瓶を2つ用意して、1瓶は長持ちする花を、そしてもう1瓶は長くは持たないけれどその時々で気に入った花を生けて楽しんでいます。
部屋に切り花があるだけで、心が和みますよ。
あなたも切り花を楽しんでみませんか ?
最後までお読みくださって有難うございました。