切り花を長持ちさせる方法あれこれ

ガラス花瓶のひまわり

切り花、お好きですか ?
私も毎週お花屋さんで切り花を買ってきてコカ・コーラの空き瓶に生けています。

花の種類によって、長持ちするもの、しないものといろいろありますが、同じ種類の花でも、扱い方によって寿命に差が出てきます。

せっかくなら長く咲いていて欲しいですよね。

 

そこで、今回は、切り花を長持ちさせる方法について、私があれこれ試したことをお伝えしたいと思います。

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切り花はなぜしおれるの ?

切り花がしおれる原因は、水不足です。

えっ、どうして ? 花瓶にたっぷり水を入れてるのに・・・。
と思いませんか ?

私も以前はそう思っていました。

でも、いくら水があっても切り花にとっては水不足になるんです。

じつは切り花の水不足の原因は、バクテリアの繁殖なんです !

バクテリアが繁殖すると、切り花の水を吸い上げる管、つまり導管が詰まってしまいます。
そのため、水を吸い上げられなくなってしまうのです。

ですから、切り花を長持ちさせるには、バクテリアの繁殖を抑えることがポイントなんです。

 

しおれたガーベラ

 

 

切り花を長持ちさせる方法あれこれ

それでは早速、どうすればバクテリアの繁殖を抑えて切り花を長持ちさせることができるか、その方法をお伝えしますね。

どれも私が効果を試したことばかりですよ。

 

花瓶をきれいにする

基本は、切り花を生ける花瓶そのものをきれいにしてから使うことです。

私は、花瓶を使う前にキッチンハイターで除菌しています。

その後水で何度もすすいで、最後に1時間くらい真水を入れて花瓶の内側の除菌剤がすっかり流れ出るようにしてから使っています。

使い始めでバクテリアの初期値をリセットしてしまいますので、水が腐りにくくなります。

 

花瓶に差す前に「水切り」する

「水切り」ってご存知ですか ?
水の中で切り花をもう一度切ることを言います。

茎の切り口を空気に触れさせずに新しくすることで、すでに空気に触れてバクテリアが侵入した部分を完全に取り除いてしまう効果があります。

さらに断面を流水で洗ってから花瓶に生けることで、極力バクテリアが除去されますよ。

 

長持ち剤(切り花延命剤)を入れる

切り花の長持ち剤がいろいろと販売されていて、お花屋さんやホームセンターで購入できます。これ、基本的には「抗菌剤」なんです。

バクテリアの繁殖を抑えて切り花を長持ちさせてくれます。
あと、花に与える栄養も配合されています。

 

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切り戻しをする

花の茎からは常に有機物が水に溶け出しています。
この有機物をエサとして、バクテリアが繁殖してしまいます。

花瓶の切り花を放っておくと、茎がぬるぬるしてきますよね。
これ、茎から溶け出した有機物がバクテリアで腐敗した状態なんです。

茎の色が少し茶色くなりだしたら、その部分を切り取ってください。
これを「切り戻し」と言います。

お花屋さんでは、買うときに希望する長さに切ってくれますが、このとき、後で切り戻しで茎が短くなることを想定して、少しだけ長めにしてもらうと良いですよ。

 

水は小まめに取り替える

動かない水は放っておくと腐ります。

長持ち剤を入れることでかなり防げますが、完全ではありません。

夏であれば、2日に1度は水を取り替えましょう。
長持ち剤を入れていない場合は毎日取り替えてください


春・秋は3日に1度くらい、冬なら4~5日に1度でも良いですよ。

水を替えて、そのたびに上に述べた切り戻しを行うと良いです。

 

あと、水の量は多すぎない方が良いです。
数センチでOKです。

水が多いと茎がたくさん水に浸かって、その分水が濁りやすく、バクテリアが繁殖しやすくなるからです。

 

新鮮な水ー !

 

温度の高くなる場所には置かない

温度が高いとバクテリアが繁殖します。
バクテリアの繁殖を避けるために涼しい場所に置きまししょう。

夏は日の当たる場所、冬は暖房の近くを避けてくださいね。

 

乾燥させない

切り花を乾燥させると水分が足りなくなって早く枯れてしまいます。
ですから、エアコンの近くは避けましょう。

また、霧吹きなどで水分を与えるのも良いですよ。

霧吹き

おわりに

いかがでしたか ?
切り花を長持ちさせる方法は、簡単なことばかりですね。

チョットだけ手をかければ、何もしないより2倍くらい長持ちしますよ。

あと、手をかけなくても比較的長く持つ切り花もあります。
よろしければ、こちらもどうぞです。

>> 切り花で長持ちする種類はこれ ! 長持ちしないのは ?

 

最後までお読みくださってありがとうございます。

この記事があなたの役に立てばうれしいです。

 

 

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