冬が旬の牡蠣は、生で食べてよし、シチューに入れてもよし、フライにしても、また牡蠣ご飯やピザの具材など、多様な楽しみ方ができる海の幸ですね。
そして、牡蠣は美味しいだけではありません。
男性にとってうれしい効果が期待できる食材なのです。
ここでは、牡蠣の男性にとっての効能とその理由について詳しくご説明します。
貴方が男性ならご自分ために、あなたが女性なら旦那さんや彼のために、この記事をお役立てくださいね。
牡蠣の効能 男性編 疲労回復効果は ?
牡蠣には疲労回復効果があると言われていますが、本当でしょうか ?
疲労回復効果の根拠として、牡蠣にはタウリンが多く含まれていることをあげる方がいますね。
実際、牡蠣には100gあたり1130mgものタウリンが含まれていて、他のタウリンを多く含むイカ(770mg)やタコ(830mg)、アサリ(380mg)などに比べてもトップの含有量です。
スタミナドリンクのCMなどで、「タウリン〇〇ミリグラム配合 !」というフレーズから、あたかもタウリンが疲労回復に直接的に効果があると思われがちですが、実はタウリンそのものには直接的に肉体疲労を取り除く効果はないのです。
ではどうしてタウリンがドリンク剤に使われるのでしょう ?
その答えは、タウリンは、肝機能を高めてくれるからなのです。
タウリンは、肝細胞の再生を促進し、炎症を抑え、脂肪肝の堆積物を除去して肝機能を強化する働きがあることが、確かめられています。
肝機能が低下すると疲れやすく、疲労がたまりやすくなります。
タウリンを摂ることで、肝機能が強化され、その結果として疲労回復につながる。
これが、牡蠣が疲労回復に効果があるという理由です。
牡蠣の効能 男性編 男性ホルモン増強に !
では次に、牡蠣で男性ホルモンが増強されるかどうかについて見てみましょう。
牡蠣には、亜鉛が豊富に含まれています。
100gあたりの含有量は13.2gもあり、他の亜鉛を多く含む食材の牛肉(4.9g)や豚レバー(6.9g)をはるかに凌いでいます。
そして亜鉛は、男性ホルモンであるテストステロンの代謝に欠かせない栄養素なのです。
また、精液を構成する成分のひとつでもあり、亜鉛を十分に摂ることで、精子の量が増えることも分かっています。
そのため、別名「セックスミネラル」とも呼ばれているほどです。
ただ、牡蠣の効能 女性編でも述べましたが、亜鉛は体内への吸収率が低いので、効率よく吸収するてめに、レモン汁をかけるなど、ビタミンCを一緒に摂るのがおススメです。
じつは、牡蠣の男性ホルモンへの効果は亜鉛だけではないのです。
男性ホルモン・テストステロンの分泌には、亜鉛のほかに、アルギニン、グルタミン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、オルニチン、トリプトファンなどのアミノ酸が欠かせないことが分かっています。
牡蠣には、このうち「オルニチン」を除くすべてのアミノ酸が含まれているのです !
つまり、牡蠣には男性ホルモンの分泌に必要な亜鉛とアミノ酸の両方が豊富に含まれていることになります。
これが、牡蠣が男性機能に効くとされる理由なのです。
牡蠣の効能 男性編 筋トレにも効果 !
じつは、上に述べた男性ホルモンのテストステロンには、筋肉の成長を促進させる働きもあるのです。
ですから、牡蠣を食べることによってテストステロンの分泌が活発になり、筋トレの効果が促進されることになります。
その上、牡蠣は100gあたりのタンパク質が牛乳の3倍の10gもあって、脂肪分は牛乳と同じくらい、つまり高タンパク質・低脂肪の食材ですから、筋トレと合わせて食するにはうってつけなのです。
ムキムキマンを目指す方には牡蠣がおススメですよ。
おわりに
如何でしたか ?
牡蠣は男性にとって、とてもうれしい食材であることがお分かりいただけたと思います。
冬は牡蠣(マガキ)の旬ですから、牡蠣で元気になりましょう !
最後までお読みくださってありがとうございました。
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