「栗より美味い十三里」って聞いたことありますか ?
じつは十三里って、さつまいものことなんです。
つまり、栗(九里)より(四里)美味いで、九里 + 四里 = 十三里ってことです。
昔の人のイキな語呂合わせですね。
さつまいもが秋の味覚として、いかに愛されてきたかがこの語呂合わせからも分かります。
一般的に、さつまいもって食べると太るって思われてますよね ?
そのさつまいもが、ダイエットに効果的だと言うのは本当でしょうか ?
ここでは、さつまいもにダイエット効果があるのか ?
その成分から真偽をお伝えしたいと思います。
さつまいもはダイエットに効果ある ?
そもそも、さつまいもってカロリー高そうですよね。
白米と比べてみましょう。
ご飯一杯分の白米150gのカロリーは約250kcalです。
されに対して、さつまいも150gのカロリーは約190kcal。
さつまいもの方が60kcal少ないんですね。
以外にカロリーは高くないですね。
でも、その割に満腹感が得られるのはなぜでしよう ?
それは、さつまいもが「甘い」からです。
さつまいもの主成分はでんぷんですが、加熱するとアミラーゼという消化酵素がでんぷんを分解して芽糖という甘みのある糖になります。
ですから、お米と同じ炭水化物でも、さつまいもは甘いのです。
しかもカロリー低め。
甘いからカロリーが高くて太りやすいというのは「誤解」なんです。
ちなみに、スーパーなどでさつまいもを買うと、1本がだいたい300~400gありますから、150gというとさつまいも約1/2くらいです。
ごはん一杯の代わりにさつまいもを1/2いただく。
これだけで、カロリーを抑えてその上満腹感が得られるのでダイエットの味方と言えますよね。
でも、さつまいもはそれだけではないんです。
つぎの章でさつまいもの成分をもう少し見てみましょう。
さつまいものダイエット成分とは ?
さつまいもには、ダイエットに効果がある複数の成分が含まれていますよ。
食物繊維
さつまいもは、他の野菜に比べて、水溶性・不溶性の食物繊維がとても多いんです。
水溶性の食物繊維は、コレステロールや毒素、悪い菌などを吸着して体外に一緒に排せつさせる効果があります。
不溶性の食物繊維は、大腸の蠕動(ぜんど)運動を活発にして排便をうながす働きがあります。
ヤラピン
生のさつまいもを切ると、断面からミルク状の白い液体にじみ出てきます。
これが、ヤラピンと言う糖脂質の一種です。
ヤラピンは、古くから緩下剤の効果があることが知られている成分なんです。
ですから、さつまいもを食べると、食物繊維とヤラピンの相乗効果でお通じが良くなるんですよ。
じつは、ヤラピンは、いも類の中では、さつまいもだけに含まれているんです。
しかも皮の部分に含まれているので、さつまいもは皮を剝かないで食べるのがおススメですよ。
クロロゲン酸
さつまいもには、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれています。
クロロゲン酸には糖分の吸収を防ぐ働きがあります。
クロロゲン酸はさつまいものほかにも、コーヒー豆やゴボウに多く含まれています。
コーヒーをよく飲む人に糖尿病が少ないと言うのは、このクロロゲン酸のためだと言われていますよ。
さつまいもダイエットはいつするといいの ?
では、さつまいもは、いつ食べればよいのでしょう ?
夜がおススメです。
たいていの方は、夕食がもっとも充実しています。
ですから、夕食がカロリー高めになるので、夕食のご飯をさつまいも1/2に置き換えるのが効果的ですよ。
夜は体のエネルギー消費もあまり多くありませんから、夕食のカロリーをできるだけ抑えるのが良いのです。
まだある さつまいもの栄養素
さつまいもの成分・栄養素は、食物繊維とヤラピンとクロロゲン酸だけではありません。
ビタミンC、Eも豊富に含まれていますから、美肌、免疫力の向上や老化防止の効果も期待できますよ。
さつまいもっておやつに食べるものだと思っていませんでしたか ?
意外と健康食品であることがお分かり頂けたと思います。
おわりに
さつまいものダイエット効果についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
ダイエットには実に様々なやり方があって、さつまいもを活用するのは、そのひとつに過ぎません。
さつまいもは、満腹感が得られながら無理なく続けるには良い方法のひとつと言えます。
あなたに合った方法なら良いですね。
最後までお読みくださってありがとうございました。