藻岩山ってご存知ですか?
藻岩山は札幌市中央区にある標高531mの山で、山頂からは札幌市内が一望できる観光スポットのひとつです。
また、自然豊かなことから「北海道自然100選」にも選ばれているんですよ。
中腹までは、街中からシャトルバスが出ていて、中腹からは「ロープウェイ」と「もーりすカー」が利用できるので、山頂まで楽に上ることができます。
広葉樹の多い山ですから、もちろん紅葉を楽しむことができます。
今回は、藻岩山の紅葉の見頃、登山、そしてロープウェイを使った紅葉の楽しみ方をお伝えしますね。
目次
藻岩山の紅葉の見頃は ?
札幌市内の街中では、10月下旬から11月にかけて街路樹のナナカマドが紅葉し、実も真っ赤になります。
しかし、同じ市内でも、藻岩山は標高の分だけ街中より気温が低いので、紅葉の見頃は少し早く、10月中旬から下旬にかけてとなります。
シナノキ、ミズナラ(どんぐりの木)、シラカバが多く、いずれもその葉は黄色や赤に紅葉して目を楽しませてくれますよ。
藻岩山の登山で紅葉を肌で感じよう !
藻岩山にはいくつかの登山コースがありますので、じっくり自然に触れながら紅葉を楽しみたい方には登山がおススメです。
距離はコースによって2.5km~4.5kmと異なりますが、それほど長くありませんから、初心者やご家族連れでも無理なく登れます。
おススメは、「慈啓会病院前コース」と呼ばれるコースです。
入口には案内図はもちろん、トイレ、水飲み場、洗い場などが整っていて、道も整備されているので幼稚園のお子さんや初心者でも楽に登れる人気のコースです。
登山道へのアクセス方法は最後にまとめておきますね。
藻岩山の紅葉をロープウェイから楽しむ
ロープウェイ入口までは、街中から市電と無料シャトルバスを乗り継いで行くことができます。
ロープウェイに乗ると、1200mの距離をおよそ5分で一気に移動します。
窓が最大限に広く作られているので、空中から眼下の紅葉をたっぷりと楽しむことができますよ。
ロープウェイは、「中腹駅」までで、ここからはケーブルカーの「もーりすカー」に乗り換えます。「もーりすカー」の乗車時間は2分弱です。
登山はちょっとキツイけど、少しは自然の中を散策したいという方は、「中腹駅」から山頂までの散策路を歩いてみてはいかがでしょうか?
およそ600mの舗装された遊歩道を、景色を眺めながら歩いて行くと15分くらいで山頂に到着します。
これなら、ロープウェイから見る紅葉と、散策しながら見る紅葉の両方を楽しむことができます。
藻岩山の紅葉を楽しんだ後は、夜景見ながらディナーはいかが?
藻岩山は、紅葉だけでなく、札幌の夜景を楽しむスポットとしても人気があります。
午後からゆっくり出かけて明るいうちは紅葉を楽しみ、夕暮れどきの淡い色のマジックアワーを楽しみ、そして夜は夜景を楽しむのはどうでしょうか ?
秋は日暮れが早く、10月中過ぎなら17時前には日没となりますから、17時を少し回ったあたりから夜景を楽しむことができます。
山頂には展望台のほか、夜景を一望できるレストラン「JWELS」があります。
夜景を見ながらゆったりとディナーなんて、おしゃれですね。
全面ガラス張りの窓から見える夜景はまさに宝石(JWELS)と言っても良いほどです。
あ、窓際の席は人気が高く、埋まりやすいと言いますから、予約しておくのが無難かも知れませんよ。
レストラン『JWELS』問合せ先
TEL 011-5130-0531(夏季11:00~21:00 冬季12:00~21:00 いずれもラストオーダーは20:00)
おまけ~藻岩山の紅葉を見るにはどんな服装でいけばいい ?
札幌の10月の平均気温はだいたい11℃くらいで、けっこう涼しいです。
しかも、低い山とはいえ、藻岩山は531mあります。
高度が100m上がると気温は0.6℃下がると言われていますから、藻岩山山頂の気温は、平地に比べて3℃くらい低いことになります。
つまり、10月だと、山頂付近では平均8℃くらいになります。
薄手のカーティガンとか、ウィンドブレーカーなどを用意されることをおすすめします。
藻岩山へのアクセス
藻岩山へのアクセス方法は次の通りです。
公共機関の場合
札幌駅 → 地下鉄南北線乗車・大通り駅下車(2分) → 徒歩(3分)→市電停留場 西4丁目で市電乗車 → ロープウェイ入口下車(20分) → 徒歩(1分) → 無料シャトルバス乗車(15分) → もいわ山麓駅下車
もいわ山麓駅にてロープウェイ乗車(5分) → 中腹駅下車 → もーりすカー乗車約(2分) → 山頂駅下車
移動時間は、乗り換え、徒歩、待ち時間を含めて1時間くらいとみれば良いかと思います。
車の場合
札幌市の南側から定山渓方面に続く国道230号線に乗って、途中、川沿1-1で「北ノ沢」に向かう道に入って北に進み、「藻岩観光自動車道」に入れば、後は道なりで「もいわ山中腹駅」まで行くことができます。
ただ、紅葉の時期は、札幌近郊の別な紅葉スポットである定山渓や豊平峡に向かう車で混雑しますので、渋滞を想定した方が良いですよ。
登山の場合
地下鉄東西線で「円山公園」からJRバス「循環円10(または円11)ロープウェイ線」に乗り継いで「慈啓会前」で下車します。徒歩2分で登山道入り口につきます。
おわりに
いかがでしたか ?
藻岩山の紅葉は、意外と手軽に楽しめることがお分かりいただけたと思います。
どうぞゆっくりと楽しんできてくださいね。
最後までお読み下さってありがとうございました。