節分と言えばやっぱり欠かせないのが「豆まき」ですね。
子供さんがいるご家庭では、年中行事のひとつとして楽しまれているのではないでしょうか ?
ただ、子供さんが小さいとき、特に赤ちゃんの場合は注意が必要だということ、ご存知でしたか ?
ここでは、節分の豆まきのさいに赤ちゃんがいるご家庭で注意すべきこと、事故を防ぐ方法、そして「豆」の代用品についてお伝えしたいと思います。
豆まき 赤ちゃんがいるときの注意は ?
じつは、豆まきの事故が毎年多数発生しているのです。
それは、赤ちゃんが豆を口に入れて気管に詰まらせてしまう事故なんです。
赤ちゃんは撒かれた豆に興味津々です。
そして、なんでも口に入れてしまいます。
でも、3歳以下の乳幼児は固い豆をうまくかみ砕くことができません。
そのため、あやまって気管に入って詰まらせてしまうことがあるのです。
場合よっては窒息したり、肺炎をおこしたりして、命にかかわる事故につながってしまうのです。
そのため、消費者庁では、「子どもを事故から守る!プロジェクト」として、3歳頃までは、乾いた豆・ナッツ類は食べさせないようにするよう注意を呼び掛けています。
ですから、赤ちゃんがいるご家庭では、豆まきの豆を赤ちゃんが拾って口に入れないよう、くれぐれもご注意くださいね。
豆まきの事故を防ぐには ?
では、豆まきのときに、赤ちゃんの窒息や肺炎といった事故を防ぐにはどうしたらよいでしょうか ?
赤ちゃんのいる家庭では豆まきはしない ?
そういう選択肢もあると思いますが、それではチョットさびしいですね。
豆まきの意味は、「邪気を払う」「追儺(ついな)」、つまり、災厄を払って一年の無病息災を願うことです。
ですから、事故を防ぐ万全の工夫をして、赤ちゃんも含めて、家族みんなのためにぜひ行いたいものです。
豆まきの事故を防ぐ方法
では、早速豆まきの事故を防ぐ方法をいくつか挙げてみましょう。
①赤ちゃんのいる部屋で豆をまかない
安全ですが、なんだか赤ちゃんをのけ者にしているみたいでかわいそうな気もしますね。
②まいた豆はすぐに後かたづけする
これも安全策ですが、ちょっとせわしいかも・・・。
③小分けの袋に入った豆をそのまままく
豆を威勢よくまく、という感じにはなりませんが、これなら衛生的ですし、赤ちゃんが拾ってもすぐに袋を噛み破ることもないでしょうから安心ですね。
ただし、放っておくと袋を噛み破ってしまう可能性もないとは言えませんから、気を付けて見てあげましょう。
そして、袋に入った豆を取り上げるのを赤ちゃんが嫌がるかもしれませんから、代わりに赤ちゃんが安全に食べられる「たまごボーロ」などを用意しておいて、それと交換してあげるのも良いかも知れませんよ。
豆まきの代用品 は ?
それならいっそ、初めから豆のかわりに「たまごボーロ」をまいたら ?
そうです !
代用品をまく、という手があります。
代用品となるものをいくつか挙げておきすね。
・たまごボーロ
ばらのままでも、いくつかまとめてラッピングしても良いです。
・ベビー用のせんべい、ウエハースをラッピングしてまく
ようするに、口どけの良いベビー用のお菓子をラッピングして豆の代用品としてまくのです。
赤ちゃんが拾ってもラッピングしてあるのですぐに食べることはできませんから、後でラッピングをはがしてあげましょう。
子供がある程度成長したら、殻付きの落花生をまくという手もあります。
でも赤ちゃんのうちは誤ってそのまま口に入れてしまう恐れがありますから、おススメしません。
豆の代わりに代用品をまくのでは、もはや「豆まき」とは言えないかも知れませんね。
でも赤ちゃんも一緒に節分のイベントを楽しく過ごす方法としては良いのではないでしょうか ?
おわりに
日本には、家族の幸せや健康を願う様々な行事があります。
節分の豆まきもそのひとつですが、「豆」というアイテムは赤ちゃんにはチョット危険な要素があります。
だからと言ってやめてしまっては寂しいですよね。
上にご紹介したように、ちょっとした工夫で赤ちゃんと一緒に節分の豆まきを楽しみませんか ?
豆まきが、あなたのご家族にとって幸なひと時となれば良いですね。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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