日本でもハロウィンが秋のイベントとして、次第に浸透してきましたね。
なぜ仮装するのでしょう?
なぜカボチャなのでしょう?
今回はこの2つの疑問を解消してみたいと思います。
ハロウィンの仮装の由来
ハロウィンとは、もともと古代ヨーロッパの中部と西部に住んでいたと言う、ケルト人が秋の収穫を祝い、悪霊を追い払う行事だったと言われています。
秋の収穫と悪霊は、どう結びつくのでしょうか ?
ケルト人の1年は、10月で終わり、11月から新しい年となります。
そして、1年の終わりにはあの世とこの世の境が無くなって、死者の霊と悪霊がこの世にやってくると考えていました。
そして、悪霊は人間の魂を奪うと考えられていたのです。
そこで、魂を奪われないために、人間と思われないよう、みずからを悪霊たちの仲間と思わせるために仮装したと言うのがハロウィンの仮装の由来なのです。
かぼちゃがハロウィンと結びついた理由
では、ハロウィンとカボチャとの関係は ?
こちらは、アイルランドやスコットランドに伝わるジャック・オー・ランタンの伝説によるものなんです。
昔、ジャックという、酒好きでろくでなしの男がいたそうです。
この男が、あるハロウィンの夜、魂を取りに来た悪魔に遭遇しますが、うまく騙して魂を取らない約束をさせて追い払ったそうです。
しかし、寿命を全うしたときに、生前の行いが悪かったために天国に行けず、地獄に向かったところ、地獄では魂を取らない約束をしているので、やはり受け入れてもらえませんでした。
そこでしかたなく、悪魔に頼んでカブをくりぬいた中に灯をともしてさまようことになったそうです。
これが、ジャック・オー・ランタン(ちょうちんのジャック)の伝説です。
そしてこの伝説がアメリカにわたったときに、カブよりたくさん収穫されるカボチャに置き換わって、ハロウィンとおばけカボチャがむすびついたのです。
日本でのハロウィンは ?
日本では、1990年代後半に、某リゾート施設のイベントとしてハロウィンが取り上げられたことや、その後菓子メーカーなどが相次いでハロウィン商戦に加わったことで広く知られるようになりました。
ちなみにハロウィンの呼び名は、「諸聖人の日(万聖節)の夜」を意味する “All-hallow Evening” の短縮形All Hallows’Eveが訛ったものとされています。
いまでは、100円ショップでも様々なハロウィングッズが売られ、ハロウィン仮装の専門店までできているようです。
日本でもさらに広まってゆくことと思われます。
まとめ
子供にハロウィンってなに ? と聞かれたときに、ここに書かれたことなどを優しくお話してあげれば、きっと、少し尊敬の目で見られるかも・・・
せっかくですから、ハロウィンを楽しんでみては如何でしょうか ?
最後までお読みくださってありがとうございます。
この記事が、読んでくださったあなたの役に立てばうれしいです。