お盆が近づいてくると、お墓参りが気になりますよね。
特に実家のお墓が遠かったりすると、お墓参りも大変です。
そもそもお墓参りって何のためにするんでしょう ?
ここでは、お墓参りの意味を明らかにした上で、お墓参りはしなければいけないのか、いけない時はどうしたらいいのかについてお伝えしたいと思います。
お墓参りの意味って何 ?
お墓参りは、亡くなった身内やご先祖様を弔い、故人を偲んで冥福を祈ると言うのが本来の意味です。
また、自分がいま生きているのは、父母はもちろん、ご先祖様たちが、延々と命とをつなげてくれたお蔭ですから、故人やご先祖様に感謝するという意味もあります。
ただ、お墓には故人の霊が住んでいるわけではないと思います。
故人は、やはり「あの世」にいるのでしょう。
「千の風になって」の歌詞にもありますよね。
「そこに私はいません」って。
では、どうしてお墓のあるところまで行くのか ?
それは、お墓まで出向いて行くことで、普段よりももっと故人を想う気持ちが強くなるからではないでしょうか ?
私は、「お墓」に向かうことで、「あの世」の故人に気持ちがつながりやすくなるんじゃないかと思っています。
同様のことは家においている仏壇にも言えますね。
仏壇に向かうことで、「あの世」の故人に気持ちがつながりやすくなる。
でも、お墓まで出かけてゆく分、一層気持ちが伝わりやすい。
そう考えると、お墓参りはなくなった身内や故人、ご先祖様を偲び、感謝の気持ちを伝えるには格好の機会ではないでしょうか ?
お墓参り 行けないときはどうしたらいいの ?
お墓参りに行きたくても、忙しかったり、遠隔なので連休でもないといけない。
でも連休は交通が混雑するので動きたくない。とか、いろいろな理由でお墓参りがままならない人もいると思います。
私も、実家のお墓は300kmほど離れているので、めったに行っていません。
行くのは法事のときくらいです。
代わりに、家の仏壇に向かって拝んでいます。
亡くなった祖父母、両親、そしてご先祖様たちに対して、今自分が生きてこの世にいられることを感謝しています。
お盆やお彼岸のときはお供物を捧げて普段より少し長めに拝む程度です。
故人や先祖を供養する方法に正解はないと思います。
供養の方法は一つではありません。
お墓参りに行けなくてもご先祖様は怒ったりしないと思いますよ。
よく、お墓参りに行かないと先祖の霊が祟る(たたる)と言うことを耳にしますが、自分のかわいい子孫に災いをする先祖なんていません。
恐らく、先祖を大事にしなさいと言うことを教えるための方便として言われたのではないでしょうか ?
あなたなりにご供養なされば良いのです。
仏壇があれば仏壇に向かって、なければ故人の遺影に向かって手を合わせるだけで、気持ちは伝わると思います。
お墓参りはいつ行ったら良いかや、お供え物についてはこちらもあわせてどうぞ。
>> お墓参りはいつ行くの 時期は ? 時間帯は ? タブーはあるの ?
>> お墓参り お供え物にお酒をあげていいの ? お墓にかけるのは ?
おわりに
いかがでしたか ?
お墓参りの意味と行けない時はどうしたら良いかについて、私の独断をお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
お墓も、仏壇も、遺影も、すべては心を故人やご先祖様に伝えやすくするための道具と考えてはいかがでしょうか ?
インターネットを使うか、電話を使うか手紙を使うかのように、伝えるためのツールはいろいろあるのです。
ご供養の気持ち、あなたに合った伝え方を工夫してみてくださいね。
そして、たまにお墓参りに行けたら、是非お墓をきれいに掃除しましょう。
お墓の掃除についてはこちらをどうぞです。
>> お墓の掃除 道具は何が必要 ? やり方は ? マナーがあるの ?
>> お墓の掃除に洗剤は使える ? メラミンスポンジなら ?
最後までお読みくださってありがとうございました。