しじみは赤ちゃんの離乳食にできる ? しじみアレルギーとその予防法は ?

しじみ

しじみは豊富なアミノ酸のほか、ミネラルもたっぷり含まれている栄養豊富な食材。

ですから、赤ちゃんが離乳食を食べるようになったらぜひ使いたい食材ですね。

でも、普通に使って大丈夫なのか ?
アレルギーを起こさないか ?

心配ですよね。

体に不調があっても、あかちゃんはまだ言葉で訴えることができません。

ですから、離乳食も慎重に選ぶ必要があります。

ここでは、しじみが赤ちゃんの離乳食として適当なのか、さらに、アレルギーからどう守ってあげるかについてお伝えしたいと思います。

1 しじみは赤ちゃんの離乳食にできる ?
2 しじみは赤ちゃんにいつから与えて良いか ?
3 しじみを赤ちゃんに与えてアレルギーは大丈夫 ?　どんな症状 ?
4 赤ちゃんのしじみアレルギーの予防法は ?
5 おわりに

しじみは赤ちゃんの離乳食にできる ?

赤ちゃんに離乳食を与えるのは、だいたい5~6ヵ月くらいからですが、しじみは赤ちゃんの離乳食にできるものでしょうか ?

はい。
もちろんしじみは離乳食にできますよ。

ただ、月齢によって与え方が変わってきますから、次の章でご確認くださいね。

あと、貝類ということで、ノロウイルスなどの食中毒も気になりますよね。
でも、ウイルスや細菌は、熱を加えて調理することで死滅しますから、しっかり加熱すれば心配ありませんよ。

しじみは赤ちゃんにいつから与えて良いか ?

では、いつごろからなら食べさせても大丈夫でしょうか?

離乳食は、だいたい生後5～6ヶ月頃を初期として、7～8ヶ月頃を中期、9～10ヶ月頃からを後期します。

そして、1歳あたりからは完了期として離乳食を終える準備を進めて、1歳半頃までに終えることが多いですよね。

しじみを離乳食として赤ちゃんに与える時期ですが、貝類は、火を通すと固くなりますから、やはり1歳を過ぎたあたり(完了期)に与えるのがよいですよ。

でも、しじみの身ではなく、出汁を取ってスープとして飲ませるなら、初期のころから与えても大丈夫です。

出汁にもしじみの栄養がたっぷり溶け込みますからね。

離乳食

しじみを赤ちゃんに与えてアレルギーは大丈夫 ?　どんな症状 ?

しじみを赤ちゃんに与える場合、やはりアレルギーが気になりますよね。

万一アレルギーを起こしたら、どんな症状になるのでしょうか ?

・湿疹が続く
・咳や喘鳴が続く
・鼻づまりや鼻水が続く
・目の充血

このような症状がでないか、常に注意して見守ってあげてくださいね。

一般に、食物アレルギーは、食べてからすぐ出ることが多いのですが、場合によっては数時間後に症状が現れることもあります。

おすすめしたいのは、しじみに限らず、普段から食べさせたものを記録しておくことです。

食べ物の記録を取ることで、万一アレルギー症状が出たときに医師の診断に役立てることができます。

万一のアレルギーに備えて

・初めての食材は1種類だけ与える
　初めてのものが複数あると万一アレルギー症状がでたとき、
　原因の食材を特定しにくいですよ。

・食べさせるものは毎回記録に残しておく
　これも、アレルギーの原因を特定する助けになります。

・初めての食材は平日の午前中に与える
　万一アレルギーがでたとき、病院の診療を受けられるための
　備えです。
　午後から食べさせたものが原因だと、アレルギー症状が出た
　ときは夜になって、病院の診療時刻を過ぎているしまう恐れ
　があるからです。

できれば、アレルギーテストを受けておけば安心ですね。

アレルギーテストには、採血してアレルギーの引き金となる「IgE抗体」というタンパク質の量を調べる方法や、皮膚で行うスクラッチテストやパッチテストがあり、赤ちゃんが低月齢でも受けられます。

ただ、アレルギーテスト自体が赤ちゃんの負担になりますから、まずは小児科の先生にご相談の上ご検討くださいね。

赤ちゃんのしじみアレルギーの予防法は ?

一度食物アレルギーになってしまったら、発症を防ぐには原因となる食材を摂らないことです。

そのためには、やはり医師の検査によって原因となる食物を特定する必要があります。

また、乳幼児の場合、腸が未熟なために十分に消化できず、体が異物と判断してアレルギー反応を示すことがあります。

この場合は成長すれば自然と解消します。

あと、偏った食事をさせるとアレルギーを起こしやすくなります。