納豆は健康にいいって言いますよね ?
たんぱく質も豊富だし、納豆菌はお腹にいいって言うし、それに近頃では納豆に含まれるナットウキナーゼが血栓を溶かす効果があるとか・・・。
でも、それは大人の話であって赤ちゃんの離乳食に納豆ってあまり聞かないんじゃない ?
いえいえ、じつは納豆好きの赤ちゃんってけっこう多いんですよ。
うちの子も離乳食のころ、納豆を喜んで食べてました。
チョットまって !
でも納豆って大豆から作るんだよね ?
アレルギーは大丈夫なの ?
ここではそんな疑問にお答えしたいと思います。
納豆を離乳食に ? アレルギーは心配ないの ?
確かに納豆は大豆から作ります。
大豆は、かつて卵、牛乳と並んで3大アレルゲンのひとつに数えられていました。
それは、大豆を原料としたスナック菓子などを食べて湿疹を起こす人がいることから推測されていました。
でも実際には大豆が原因ではなく、菓子などに使われている油が酸化したことが原因で湿疹などが起きていたことが分かってきました。
また、納豆などの発酵食品は、元々アレルギー反応を起こしにくいことが知られています。
ですから、納豆 = 大豆アレルギー は、ほとんど心配いらないのです。
しかし、じつは納豆のアレルギーの元は、大豆だけではないのです !
ごく稀ですが、「納豆アレルギー」の人がいるんです !
納豆アレルギーは、納豆のネバネバ成分のひとつであるポリガンマグルタミン酸(PGA)が原因であることが分かっています。
大豆アレルギーは大丈夫でもPGAのせいで、納豆を食べると目の周りが赤くなる子が稀にいるのです。
しかも納豆アレルギーは、食後すぐに出るものではなく、5~14時間程度で発症するため気づきにくいと言われています。
ですから、赤ちゃんに納豆を与えるときは、初めは朝のうちに少しだけ与えて、その日はしっかり様子を見てくださいね。
あと、納豆に限らず、赤ちゃんに初めての食材を与えるときは、初めてのものは1種類だけに限定して、かつ平日の朝のうちに与えることを心がけてくださいね。
つまり、万一アレルギーの症状がででも、病院を受診できるようにと言う用心のためです。
離乳食を納豆に ? 栄養は ?
冒頭にチョットだけかきましたが、納豆は日本の健康食です。
アレルギーがでなければぜひ積極的に赤ちゃんに与えたい食材ですよ。
では、納豆の栄養を見ておきましょうね。
タンパク質
納豆は大豆が原料ですから、良質なタンパク質がとても豊富に含まれています。
たんぱく質はエネルギー源として、また、体の成長に欠かせない重要な栄養素です。
納豆は、まだ月齢の低い赤ちゃんでも食べられる貴重なたんぱく源になりますよ。
ビタミン
ビタミンEは納豆1パック換算でトマト1/2個分、ビタミンB2は豚肩ロース約100g分が含まれているなど、納豆は意外とビタミンが豊富なんです。
ミネラル
カルシウムは納豆1パック換算で牛乳1/5杯(40ml)分、鉄分は牛レバー40g分が含まれているほか、カリウム、マグネシウムなども含まれています。
食物繊維
離乳食を始めると、とたんに便秘になってしまう赤ちゃんも多いです。
納豆には食物繊維が豊富に含まれているので、赤ちゃんの便秘解消にも効果的ですよ。
さらに、納豆菌が腸内環境を整えてくれますから、食物繊維とダブル効果で便秘解消が期待できますよ。
おわりに
いかがでしたか ?
納豆は栄養豊富で離乳食に適していること、お分かりいただけたと思います。
ただ、稀にアレルギー反応を起こす子がいますから、初めて与えるときは、少量与えて様子を見てくださいね。
それさえクリアすれば、赤ちゃんの離乳食にもってこいの食材ですよ。
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あなたの赤ちゃんがすくすくと元気に育ちますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。