つらい乗り物酔い。
せっかくの楽しいはずの旅行が、乗り物酔いがあると憂鬱になってしまいます。
少しでも軽くしたいですよね。
じつは、私の娘も、ひところ乗り物酔いで苦しみました。
始めは乗り物酔いの薬に頼っていましたが、いまは薬はお守りとして持ってゆくけど、実際に使うことはなくなりました。
ここでは、娘で実証した乗り物酔いの対策として効果的な食べ物、そして飲み物についてお伝えしますね。
さらに、酔い止め薬の選び方についても注意すべきポイントをお伝えしたいと思います。
乗り物酔いの対策 効く食べ物は ?
では、早速乗り物酔いに効く食べ物をお教えしますね。
まず第一におススメしたいのは、ガムです。
よく、車を運転するときに、ガムをかむと居眠り運転防止になると言いますよね。
そうなんです。
「噛む」と言う行為は、脳を活性化させる働きがあるんです。
そして、脳が活性化すると乗り物酔いを起こしにくくなります。
また、ガムに含まれている糖分が血糖値を上げてくれます。
血糖値が上がると、脳を覚醒させてくれますから、乗り物に酔いにくくなるのです。
さらに、味覚の刺激も乗り物酔いを防ぐ効果が期待できます。
つまり、ガムは、「噛む」「血糖値を高める」「味覚の刺激」の3つの覚醒効果によって乗り物酔いに効果があるのです。
あと、噛むことで気がまぎれるというのも、大事な効果かも知れませんね。
血糖値を上げる点からみると、チョコレートやキャンディも有効ですよ。
そしてもうひとつ、全く違う観点から、梅干しも乗り物酔いに効果があります。
梅干しを食べたときに出る、大量の唾液が三半規管のバランスを整えてくれるので、乗り物酔いに効果があるのです。
・ガム
・チョコレート
・キャンディ
・梅干し
キャンディなら、ミントや生姜の入ったものが一層効果的ですよ。
ミントや生姜には、吐き気を抑える効果がありますからね。
私の娘には、車で長距離を移動するときに、チョコレートや生姜の入ったのど飴なんかを与えています。効果は確認済みですよ。
私たちの耳の奥には、三半規管と呼ばれる平衡感覚をつかさどる器官があります。 乗り物の振動や加減速によって、この三半規管が揺さぶれると、視覚から伝えられる情報との間にズレから、自律神経に乱れが生じてしますのです。 自律神経は、胃をはじめとする内臓の働きをコントロールしているので、自律神経が乱れることで、めまいや吐き気を引き起こしてしまいます。 これが、乗り物酔いの原因なんですよ。 要するに、自分ではコントロールできない視覚や体の揺れを感じると、自律神経が乱れて酔ってしまうのです。
乗り物酔いはなぜ起きる ?
乗り物酔いの対策 飲み物なら何がいい ?
では、次に飲み物ならどんなものが乗り物酔いに効くか、お伝えしますね。
まずひとつめは、サイダーなどの炭酸飲料。
胃をすっきりさせて、自律神経を整える効果があります。
あとは、ジンジャーティー、つまり生姜入りのお茶ですね。
既にのべましたが、生姜には吐き気を抑える働きがありますから、すりおろした生姜を入れた紅茶も良いですよ。
ただ、いずれも乗る前に飲み過ぎてはいけませんよ。
胃に物を入れ過ぎると、かえって乗り物酔いにはよくありませんからね。
乗り物酔いの対策 薬選びの注意点は ?
乗り物酔いの薬は数多く販売されていますね。
でも、人によっては、合わないものもあるんです。
ここでは、酔い止め薬の副作用と飲み合わせの注意点をお伝えしておきますね。
酔い止めの薬の多くには、抗ヒスタミン剤が含まれています。 抗ヒスタミン剤には、頭痛、鼻水などの風邪の症状を抑える働きがあることから、風邪薬や花粉症などのアレルギーを抑える薬にも含まれることが多く、また、睡眠薬にも含まれています。 これらの薬と飲み合わせることによって、過剰に摂取してしまうことがありますから、薬局で購入する際に、薬剤師に相談してくださいね。
これは、嘔吐中枢を刺激するヒスタミンの作用を抑制するためです。
また、抗ヒスタミン剤の副作用として眠気を催すことがあります。
移動中はゆっくりと休みたいと言う方はよいのですが、景色を楽しみたい方は、抗ヒスタミン剤の含有量が少ないものが良いでしょう。
その場合は、薬局で「眠くなりにくい酔い止めの薬」と言って出してもらってください。
眠くなるのが嫌な人は、副交感神経の働きを抑えるタイプのものや、胃の粘膜への麻酔作用で、吐き気を抑えるタイプのものがおすすめですよ。
もうひとつ注意を要することは、抗ヒスタミン剤は、緑内障や前立腺肥大の方は症状が悪化する可能性があると言うことですす。
該当する方は、薬剤師に相談して選んでもらうのが良いですよ。
また、抗ヒスタミン剤や副交感神経の興奮を抑える薬は、口が渇いたり、動悸、発疹などの副作用を起こすこともあります。
その場合は使用を中止されてくださいね。
それでも酔ってしまったらどうしたらよいでしょう ? 酔ってから酔い止めを服用しても効果はありますよ。 あとは、電車やバス、車のヘッドレストや背もたれに頭を付けて、静にしていると良いです。 眠れるのなら、そのまま眠ってしまうと良いです。
こうして、頭があまり揺れないようにするだけでも、三半規管の振動を抑えてることになるので、酔い止めの効果があります。
それ以上酔わなくなりますから・・・。
おわりに
いかがでしたか ?
乗り物酔いの対策について、効果のあるたべもの、飲み物についてお答えしました。さらに、乗り物酔いの薬についても注意点をお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
あなたやご家族が乗り物酔いから解放されて、快適に旅を楽しめますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。