潮干狩りであさりを採ってきた ! とか、スーパーで美味しそうだったのであさりを買ってきたと言う方。
だけど、すぐには食べないとき、どうやって保存すればよいでしょう ?
生ものですから、まさか常温では保存できませんよね。
ここでは、あさりの保存方法についてお伝えしたいと思います。
あわせて、気になる賞味期限についてもお伝えしますね。
あ、その前にあさりはそのまま保存してはいけませんよ。
ちゃんと砂抜き、塩抜きをしておいてくださいね。
砂抜き、塩抜きはとても簡単にできますからね。
こちらが参考になりますよ。
>> あさりの砂抜き ポイントは ? 短縮方法って大丈夫 ? 塩抜きも忘れないで !
あさりの保存 冷蔵庫ではどうやる ?
あさりは、砂抜きしてすぐ調理して食べる場合は別として、やっぱり1日以上保存するには冷蔵庫に入れないとすぐ痛んでしまいますね。
基本的にあさりは高い温度に弱いんです。
25℃以上で放置すると死んでしまいます。
では、冷蔵庫に入れるときは、そのまま入れていいのでしょうか ?
取りあえず冷やしておけば良いと考えられがちですが、じつは正しいやり方をしなければかえってあさりの風味を損ねたり痛ませてしまったりするのです。
正しいやり方はこうです。
①あさりを濡らした新聞紙に包む
②冷蔵庫の野菜室に入れる
注意 : ラップには包まない !
くれぐれも、ラップで包んでしまってはいけませんよ。
あさりが呼吸できなくなって死んでしまいます。
あさりは1個でも死ぬとすぐに腐敗が始まって、ほかのあさりに臭いが移ってしまいますから、ご注意くださいね。
通常の冷蔵室に比べて、野菜室のほうが1~2℃温度が高く設定されています。
あさりは冷やし過ぎるとかえって活きが悪くなるので、あさりにとっては野菜室の方が若干環境が良いのです。
もうひとつの冷蔵庫保存の方法
浅手のバットなどにあさりを入れて、3%の塩水(水500ccに対して塩大さじ1、ようするに海水の濃度です)をあさりが少し出る程度にいれて、冷蔵庫にいれます。
野菜室に余裕があれば野菜室のほうがベターですよ。
このとき、ラップは完全にはかけないで、端の方を開けておきます。
理由は、上に述べたように、あさりが呼吸できるようにするためです。
この方が鮮度が保てそうな気がしますが、実際のところ、最初にお伝えした濡れ新聞で包んでおく方法が簡単ですし、今まで失敗したことはありませんから、その方法で充分ですよ。
あさりの保存 冷凍の仕方は ?
あさりを長く保存したいときは、やはり冷凍保存となります。
早速やり方をお伝えしますね。
①砂抜き、塩抜きをしたあとのあさりを、もう一度流水で洗います。
あさり同士をこすり合わせて殻について「ぬめり」などをよく落としてください。
②キッチンペーパーで水気をふき取ります。
③そのままフリーザーバッグにあさりを入れて空気を抜きます。
④冷凍庫に入れて保存完了です。
冷凍したあさりは、食べる前に「解凍」してはいけません !! 調理しても殻が開かなくなってしまいます。
冷凍したあさりを調理するときは、冷凍状態のままいきなり火にかけます。
煮る場合は沸騰したところであさりを投入します。
あさりの保存 賞味期限は ?
いよいよ気になる保存したあさりの賞味期限です。
保存方法ごとにまとめておきますね。
保存方法 |
賞味期限 |
冷蔵 |
1~2日 |
冷凍 |
1ヵ月 |
冷凍するとうまみ成分が増す ?
あさりは、冷凍するとグルタミン酸などの旨み成分が増加すると言う方がいます。
でも、エフシージー総合研究所(フジテレビ食品研究所)が行った貝類の冷凍前後の栄養価の変化のデータを見ると、あさりに関しては、冷凍するとどの成分も減少していて、増加した成分はありません。
冷凍することで成分が増加するのは、しじみのオルニチンだけのようです。
あさりが冷凍によって旨みが増すと言うのは、身の組織が冷凍によって壊されて、旨み成分が流れ出しやすくなるからのようですよ。
やはり冷凍しても、保存期間は1ヵ月くらいを目安とした方が良いですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
失敗しないあさりの保存方法と賞味期限についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後までお読みくださってありがとうございました。