あさりの旬といえば春と秋。
具体的には3月~5月と9月~10月ころですね。
産卵期を迎えるこの時期のあさりは身が肥えて、栄養もたっぷりです。
味噌汁にしてもよし、酒蒸しにしてもよし、ボンゴレやアクアパッツァと、食べ方もいろいろと楽しめますね。
ところで、あさりの栄養ってどんなものが入っているのでしょう ?
あさりの栄養効果ってなに ?
気になりませんか ?
ここでは、あさりの栄養効果についてお伝えしたいと思います。
特に、妊婦さんにも良いと言われる理由についてもお伝えしますね。
あわせて、あさりを冷凍保存したら栄養にどんな影響がでるのかもお伝えします。
あさりの栄養 その効果は ?
はじめに、あさりの栄養にはどんな効果があるか見ておきましょう。
・貧血防止
・疲労回復
・肝機能強化
・動脈硬化の予防
・骨粗しょう症の予防
どうです ?
健康効果がいっぱいでしょう ?
その秘密は、あさりに含まれている豊富なミネラルとアミノ酸、ビタミンにあるのです。
どんな栄養素が含まれているかというと・・・。
・亜鉛
・鉄
・タウリン
・ビタミンB12
・カルシウム
・カリウム
それぞれの栄養素の効果をひとつずつ見てゆきますね。
亜鉛
亜鉛には新陳代謝を促す効果や、免疫力を高める効果があるほか、ホルモンの合成にも関与する大事なミネラルです。
また、味覚を正常に保つ働きもあることで知られていますね。
タウリン
あさりには、ドリンク剤にも配合されていることでおなじみのタウリンが、たっぷりと含まれています。
タウリンはアミノ酸の一種で、肝機能を高める効果があるほか、血中コレステロールを抑制し、血液をサラサラにしてくれるので、動脈硬化の予防効果もあるんですよ。
ビタミンB12
ビタミンB12には、鉄分の生成を促す作用があります。
じつは、あさりは貝類のなかで、このビタミンB12の含有量がトップクラスなんです。
あさり2個(可食部 5g)で、なんと1日に必要なビタミンB12をしっかり摂るとこができる優れものなんですよ。
カルシウム
もちろん、骨を作るのに欠かせない成分ですね。
カリウム
カリウムには、ナトリウムを尿として排泄されるのを促す働きがあります。
塩分の取り過ぎが高血圧につながるというのは、ナトリウムの過剰摂取によるものなのです。
カリウムを摂ることによって、高血圧の予防効果が期待できます。
あさりの栄養は妊婦さんにもいいよ !
上の栄養素の説明で、あさりが妊婦さんに良いことは、もうお分かりと思いますが、ここではもう少し補足してご説明しますね。
妊娠中は血液を通して赤ちゃんに栄養を送っていますから、どうしても貧血になりがちですよね。
貧血になると、動悸・息切れ、立ちくらみをおこしたり、疲れやすくなったりします。
あさりには赤血球をつくるのに欠かせない鉄分が豊富に含まれているので、貧血予防にぴったりなんです。
さらに、ビタミンB12が鉄分の生成を促してくれるので、貧血防止効果を高めてくれますよ。
また、あさりに豊富なタウリンは、じつは胎児の発達にも欠かせない栄養素なのです。
タウリンが不足すると、心筋、脳、目の網膜の発育が遅れてしまいます。
あさりが赤ちゃんの成長のためにも、妊婦さんにとって、とても良い食材だと言うことが改めてお分かりいただけましたでしょうか ?
もちろん、授乳中のママにも最適ですよ !
母乳を通じて赤ちゃんに大事な栄養をあげるのですからね。
あさりの栄養は冷凍するとどうなるの ?
あさりは旬のときに新鮮なものを頂くのがベストですが、できれば少し長めに保存しておきたいですよね。
長期保存と言えばやはり、冷凍することになります。
冷凍するとあさりの栄養素は変化するのでしょうか ?
はい。残念ながら、若干減ってしまいます。
でも、正しいやり方で冷凍保存すれば、栄養や風味の低下を最小限に抑えることができますからご安心ください。
それに、食べた時の旨味は、かえって増加するんですよ。
詳しくはこちらをご参照くださいね。
>> あさりの保存 冷蔵庫では ? 冷凍の仕方は ? 賞味期限は ?
おわりに
いかがでしたか ?
あさりの栄養の効果と妊婦さんに良い理由、さらに冷凍した場合の栄養への影響についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後までお読みくださってありがとうございました。