お中元をもらってしまった !
こんなこと、初めて。
私、そんなにお世話してあげたかなぁ ?
ところで、お中元ってもらいっぱなしで良いのでしょうか ?
お返しするのが礼儀じゃない ?・・・という疑問が湧いてきます。
ここでは、お中元を頂いたときのお返しはいつまでにするべきかと、熨斗(のし)はどう書くのかについてお伝えしたいと思います。
さらに、お礼状の書き方についてもあわせてお伝えしますね。
お中元のお返しはいつまでにするべき ?
お中元というものは、お世話になった相手に対して感謝の気持ちで贈るものです。
ですから、お中元をもらった側としては、特段お返しをする必要はないのです。
そうは言っても、お中元をもらって何もしないのは考えものです。
お礼の電話は直ぐ !
お中元を頂いたら、先ずはお礼の電話をすぐしましょう。
そうすることで贈ってくれた相手は、きちんと届いたことが分かって安心します。
その上でお礼状を書いて送ります。
それに、お中元を頂いた嬉しい気持ちを「生」の声で伝える方が、贈ってくれた人も「贈って良かった」とうれしく思うものです。
もしも日頃ご無沙汰している相手なら尚更、たまの電話が嬉しいですよね。
相手が作ってくれたせっかくの機会を活かしましょう。
お礼状は1両日中に
お礼の電話をしたから、あとはいいや・・・ではなく、改めてお礼状を送るのが礼儀です。
お礼状はお中元を戴いてから1両日中には出しましょう。
お返しの品を贈る場合は
さて、お返しの品は贈らなくても良いのですが、「やっぱり何かお返しをしないと気が済まない。」と言う方はもちろんお返しを贈ることはOKです。
お返しの品を贈る場合は、慌てる必要はありません。
1週間くらい何を贈るか考えてからで大丈夫ですよ。
お返しの相場は ?
お返しを贈る場合は、頂いたものの半額くらい、いわゆる「反返し」が原則です。
えっ、頂いたもの同程度の品を贈ってはいけないの ?
そうなんです。
それは、頂いたものを突き返すに等しいことになって、相手に対してとても失礼なことになるんですよ。
ただし、自分と対等の相手なら、同程度の品を贈っても構いません。
気前の良いところを見せようなんて考えて、間違っても「倍返し」なんかしてはいけませんよ !
お中元のお返し のしはどう書くの ?
結論を先にいいますね。
お中元のお返しの熨斗(のし)も表書きはやっぱり「お中元」です。
ただ、お返しを贈る頃にすでにお中元の時期が過ぎてしまう場合もありますよね。
その場合は、「暑中御見舞」とか、「残暑御見舞」とすれば良いですよ。
詳しくはこちらもあわせてどうぞです。
>> お中元はいつまで ? 出し忘れたらどうする ? 今年だけもあり ?
なお、相手が目下の場合は、表書きは「御礼」でもかまいませんよ。
お中元のお礼状の書き方は ?
お礼状のポイントは次の4つです。
①時候のあいさつ
②お礼の言葉
③相手を気遣う言葉
④結びの言葉
例をひとつあげておきますね。
拝啓 暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか? さて、このたびは結構な品をお送り頂きまして、有難うございました。 まだしばらくは厳しい暑さが続くようですので、皆様どうぞご自愛下さいませ。 略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。 敬具
家族みんなでおいしく頂き、お陰様で楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
年 月 日 〇〇〇〇
おわりに
いかがでしたか ?
お中元をもらった場合のお返しについて、いつまでに出すのか、そしてのしはどう書くのか、さらにお礼状の書き方をお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
お中元を送ってくださった相手が、「贈って良かった」と思える対応をして、一層良い関係になると良いですね。
最後までお読みくださってありがとうございました。