函館のお花見はゴールデンウィークの頃です。
早速、お花見スポットをご紹介しますね。
函館のお花見スポットと言えば、何といっても五稜郭公園です。
次いで、函館公園でしょうか。
順にご紹介しますね。
五稜郭公園
五稜郭公園には、1,600本余りのソメイヨシノが植えられています。
函館最大の桜の名勝なのです。
この桜、いったいいつ頃植えられたのでしょう ?
じつはこれ、函館市が植えたものではなく、函館毎日新聞が発行1万号を記念して植樹したものなんです。
大正2年(1913年)から10年かけて数千本のソメイヨシノを植樹したと言われています。
そのうちの約1,600本が現在まで残って人々を楽しませているのです。
東京ドーム約5個分の広さを有する五稜郭の星型の土塁に生える1,600本もの桜、実に見事なものです。
土塁の下、芝にレジャーシートを敷いて、お弁当などをいただきながら、咲き誇る桜を楽しむのも良いものです。
桜を間近に見るには、やはり公園内が良いのですが、近くの五稜郭タワー(展望室高さ90m)から見下ろすと、地上では分からない五稜郭の形がはっきりと見え、その形に沿って立ち並ぶ桜を見るのも地上では味わえない趣きです。
ところで、五稜郭公園と言えば、「箱館戦争」の舞台として有名ですね。
じつは、箱館戦争で戦死した新選組の土方歳三が五稜郭公園に埋葬されたという説があります。
明治11年の土塁の修復工事の際に、掘り返した土の中から何体もの遺骨が発見されたと言われています。
それらは、願乗寺に改葬されたそうです。
もしかしたら、その中に土方歳三の遺骨もあったのかも知れませんね。
土方歳三の埋葬場所については諸説があり、本当のところは解明されておりませんが・・・
1,600本の桜は、箱館戦争で亡くなった多くの方たちを慰めているのかも知れません。
五稜郭公園(特別史跡五稜郭跡)へのアクセス
〒040-0001 北海道函館市五稜郭町44
函館駅前からバス(五稜郭タワー・トラピスチヌバス 函館空港行)を利用して約15分
五稜郭タワー前下車
徒歩 650 m (約8 分)
さて、次は函館公園です。
函館公園
函館公園は、明治12年、函館山の麓(ふもと)に造られた起伏に富んだ公園です。
当時のイギリス領事ユースデンの提唱に多くの市民が賛同して、資金や労力を提供して造られたと言います。
その園内には400本を超える桜が植えられています。
お花見の頃にはたくさんの露店が出て、また、夜間は電飾がほどこされるので夜桜も楽しむことができるようになっています。
函館公園の特徴は、桜だけでなく、園内に東屋(あずまや)、噴水、動物園、小さいながら「こどもの国」という遊園地が設けられていることです。子供連れで楽しめる憩いの場なのです。
函館公園へのアクセス
〒040-0044 北海道函館市青柳町20
函館駅前駅から函館市電(2系統 各停 谷地頭)を利用して約10分
青柳町駅下車
徒歩 200 m (約3 分)
耳より情報
五稜郭公園・函館公園では、毎年花見シーズン限定で火気を使える期間(ジンギスカンやバーベキューができる期間)があります(ただし、公園内での直火の使用は禁止されています)。
詳しくは函館市の観光部(0138-21-332)にご確認ください。
それでは函館のお花見、存分にお楽しみ下さいね。
最後までお読みくださって有難うございます。
この記事が読んでくださったあなたのお役に立てばうれしいです。