生鮮食品を買うと、とりあえず冷蔵庫に入れますよね。
私もそうです。
でも、じつは冷蔵庫に入れてはいけない食品もあるのです。
今回は、その中から、冷蔵庫にいれてはいけない野菜を取り上げました。
ではさっそく、どんな野菜が冷蔵庫に入れてはいけないのか見てみましょう。
冷蔵庫で保存 いも類はダメ !
しゃがいも、さつまいも、里芋などのいも類は、冷蔵庫に入れてはいけません。
冷やすことで、これらいも類に含まれているでんぷんが糖分に変わってしまいます。
じゃあ、甘くなっていいんじゃない ?
と思われるかも知れませんね。
でも、そのかわり、独特のホクホクした食感が損なわれてしまいます。
特にさつまいもは低温を嫌います。
また、冷やすことで、でんぷんの一部は難消化性のレジスタントスターチというでんぷんに変化します。
消化しにくいので、ダイエット中の方には良いかも知れませんが・・・。
本来の食感を取るか、甘味とダイエットを取るかの判断になりますね。
もともとこれらのいも類は常温で長期保存がきくので、冷蔵庫にはなじまないのです。
いも類は、いわゆる「冷暗所」に置けば1ヵ月以上長持ちします。
ただ、じゃがいもの場合は涼しい場所に置くだけではだめで、光を当ててはいけません。
光は発芽を促すからです。
じゃがいもが発芽すると、芽の部分にソラニンという毒性を持ったアルカロイドの一種が作られます。
これを食べると嘔吐や下痢を起こしたり、量が多ければ重篤な状態に陥ることもあるので、注意が必要です。
そう言う訳で、じゃがいもを保存するときは新聞紙で包むとか、段ボール箱に入れるなどして、光を遮った状態で保存する必要があるのです。
「冷」だけでなく「暗」も必要と言うことですね。
冷蔵庫で保存 玉ねぎも苦手 !
玉ねぎは、湿気に弱い野菜です。
冷蔵庫に入れると乾燥してパサパサになると思われがちですが、じつは冷蔵庫の野菜室は、野菜の乾燥を防ぐために湿度が60%~90%と高く設定されています。
じつは、玉ねぎは乾燥させながらする保存するのが良いので、冷蔵庫保存には適さないのです。
できればネットなどに入れて、風通しのよい冷暗所に吊るして保存するのが良いと言われています。
吊るすまでしなくとも、湿気のない風通しの良い冷暗所に置くのが望ましいですよ。
冷蔵庫で保存 トマトの場合は ?
青い部分の残る、熟していないトマトは、冷蔵庫に入れると熟成がストップしてしまいます。
しっかり熟したものならば、袋に入れるなどして冷蔵庫の野菜室OKです。
冷蔵庫で保存 ナス・キュウリなら ?
ナス・キュウリも低温に弱いので、「冷暗所」での保存が望まし野菜です。
一般的に、夏野菜は常温か冷暗所で保存するのが良いとされます。
以上、冷蔵庫で保管してはいけない代表的野菜をいくつかあげておきました。
こうしてみると、冷蔵庫で保管できない野菜って、けっこうありますね。
冷蔵庫で保存すべき野菜は ?
一方で、冷蔵庫で保管した方が良い野菜もあります。
もやしや、きのこ類など、日持ちのしないものはラップに包むなどして冷蔵庫で保管するのが良い野菜です。
先ほど、玉ねぎは冷蔵庫保管には適さない言いましたが、新玉ねぎだけは別です !
新玉ねぎは傷みやすいので、冷蔵庫での保存が必要な野菜なんです。
その他の大抵の野菜は冷蔵庫の野菜室での保管に適しています。
乾燥を嫌うものが多いので、ビニール袋に入れたり、ラップで包んだりしてから冷蔵庫にいれるのが良いですよ。
おわりに
最後までお読みくださってありがとうございます。
それぞれの野菜に適したやりかたで保存することで、美味しくいただきましょうね !
あと、果物でも冷蔵庫で保存しない方が良いものもあるんですよ。
気になる方はこちらもあわせてどうぞです。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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