南国、沖縄の伝統野菜「クワンソウ」には安眠効果があると聞き、興味を持ちましたので調べてみました。
今回は、クワンソウの安眠効果についてお伝えしますね。
クワンソウとは ?
クワンソウはユリ科の多年草で近畿以西の温暖な地域に見られます。
沖縄では別名、ニーブイグサ(眠くなる草)とも呼ばれ、不眠のときに食する民間薬として昔から用いられてきたと言います。
本当に安眠効果はあるのか ?
ニーブイグサ(眠くなる草)と言う名前の通り、クワンソウには本当に安眠効果があるのでしょうか ?
同志社女子大学、琉球大学などの研究によって、クワンソウに含まれているオキシピナタニンというアミノ酸に安眠効果があることが明らかにされています。
しかも、オキシピナタニンは、睡眠改善剤として特許を取得したと言いますから、安眠効果は本当なのです。
とくに、朝起きた時の眠気を改善したり、中途覚醒(睡眠中とぎれ途切れに目覚める症状)の改善に効果があるようです。
古い時代からその効果が分かっていたのですから、昔の沖縄人の知恵はすばらしいですね。
食べ方は ?
クワンソウの食べ方は、シンプルです。
葉や根元の柔らかい部分はゆでて味噌と和え物にして、花は天ぷらにしたり、ポン酢で食べます。
食感はシャキシャキして、クセのない味と言います。
また、葉は乾燥させてお茶にして飲みます。
一種のハーブティーですね。
クワンソウの歴史は ?
琉球王朝のころ、中国からの使節をもてなしたときの料理にクワンソウが使われたことが記録されていると言います。
それだけ、古い時代から食されてきた食材なのです。
現代では、沖縄県が指定した伝統島野菜28品目のひとつに数えられ、今帰仁村(なきじんむら)などで栽培されています。
クワンソウはどうしたら手に入るの ?
生のクワンソウは、残念ながら九州以北では手に入れるのは難しいようです。
でも、クワンソウを使ったお茶やサプリメントなら、いろいろ販売されていて、通販で購入できますよ。
おわりに
不眠に悩んでも、できれば薬に頼りたくないですよね。
そんなとき、安眠効果のある食材を試してみてはいかがでしょうか ?
今回は、自然の恵みと先人の知恵のすばらしさを思いながらこの記事を書かせていただきました。
よろしければこちらの記事もご参照ください → 安眠のために効果のある意外な食材とは ?
最後までお読みくださってありがとうございました。