冬の乾燥に、加湿器は本当に必要のか ?
そう思っていらっしゃる方は多いんじゃないでしょうか ?
あなたはどう思います ?
加湿器は、2,000円~3,000円の安価なものから数万円のチョット値の張るものまで、中にはアロマ機能がついたものまで、さまざまな機種が出回っていますね。
安くておしゃれなデザインで、しかもアロマ機能までついていたら、チョット買ってみようかな ? なんて思いませんか ?
じつは、私も3,000円ほどのかわいいデザインの加湿器を買ってしばらく使っていたのですが、なんと、タンクの中にカビが生えてしまって、慌ててアルコールで除菌したという苦い失敗があります。
それって単に手入れが悪かってだけじゃないの ?
そ、そうなんです・・・。
そんな失敗から、今回は、加湿器は本当に必用なのか ? 正しい使い方というものがあるのか、そして乾燥肌に逆効果と言われるがはたして本当なのか ? などについて調べてみましたのでお伝えしますね。
乾燥に加湿器は必要か?
冬の乾燥に加湿器は本当に必要なのでしょうか ?
洗濯物が乾きやすくてかえって良いのでは ?
とお考えの方もいらっしゃるかも知れませんね。
でも、乾燥するとどんな影響があるかと言いますと・・・。
①目が乾いてショボショボしたりドライアイになってしまう
②肌が乾燥してカサカサになる
③風邪を引きやすくなる
と健康面で良くない影響がでてくるのです。
健康を保つ理想的な湿度は、40%~60%と言われています。
湿度が20%~30%になると「ウイルス」や「細菌」が蔓延しやすくなるのです。
理由は、乾燥するとウイルスや細菌が軽くなって、空気中を漂いやすくなるからです。
インフルエンザが流行るのも冬ですよね。
加えて、喉・鼻の粘膜が乾燥すると抵抗力が低下してくるので、ウイルスや細菌を吸ったときに、撃退できなくなってしまうことも挙げられます。
そういうわけで、乾燥する冬は風邪やインフルエンザが流行るのです。
ですから、生活空間の湿度を適正に保つことは健康を守るために必要なことなんです。
そこで、加湿器が必要となるのです。
乾燥に 加湿器の正しい使い方は ?
加湿器に正しい使い方ってあるの ?
置いとけばいいじゃん。・・って思いません ?
じつは正しく使わないと、かえってデメリットが生じてしまうのです。
それでは加湿器の正しい使い方をお伝えしますね。
と、その前に、加湿器にはいくつか種類がありますので、まとめておきましょう。
①スチーム式
水を加熱して蒸気にして空気中にを飛ばす方式です。
ストーブの上にやかんや蒸発皿を置いて蒸気を飛ばすのと同じ原理てすね。
②超音波式
水に超音波を当てて、その振動エネルギーで微細な霧を発生させる方式です。
小型化しやすく、デザイン的にも優れた製品が多いです。
③気化式
水を含んだフィルターに風を送って気化させる方式です。
④ハイブリッド式
基本は気化式ですが、水を含ませたフィルターを加熱して風を送ります。
スチーム式と気化式の良い点を合わせたと言えますね。
私がおススメするのは、スチーム式です。
理由は、水を加熱することによって雑菌が繁殖しないからです。
特に超音波式だと、清掃をこまめに行わないと雑菌が繁殖しやすく、菌を含んだ水滴が空気中に拡散されることになります。
それによって「加湿器病」を招くこともあるのです。
「加湿器病」とは、正しくは「過敏性肺臓炎」と言い、加湿器から放出された雑菌などを長期間吸い込むことによっておこる一種のアレルギー症状です。
レジオネラ菌による死亡例までありますから、特に抵抗力の弱い赤ちゃんなどがいる部屋での超音波式加湿器の使用は避けてくださいね。
他の方式も、スチーム式以外はこまめに手入れをしないとカビが生えたりします。
スチーム式が最も菌が繁殖しにくい方式と言えます。
ただ、4つの方式の中でスチーム式は最も電気代がかかるのがデメリットといえますが・・・。
加湿器の種類の説明が長くなりましたが、ここから使い方の説明です。
置き場所
加湿された空気を部屋全体な循環させるには、加湿器をエアコンの真下に置くのが良いです。
こうすると、加湿された空気が無理なく空気の流れに乗って部屋を循環してくれます。
このとき、床に直置きではなく、テーブルなどの高さに置くのがおススメです。
床の近くは温度が低いため湿度が低くなって、加湿器のセンサーが働いて必要以上に加湿してしまうからです。
また、壁やカーテンの近くだと、結露を生じさせてカビの原因となってしまいますので、話した方がよいです。
あと、エアコンの風が直接当たる場所も避けましょう。
エアコンの風は乾いていますから、やはり加湿器のセンサーが働いて必要以上に加湿してしまいます。
湿度設定
湿度の設定は、40%~60%が良いと言われていますが、60%まで上げると部屋に結露が生じることがありますから、50%位がちょうどよい設定と思います。
乾燥肌に加湿器は逆効果 ?
乾燥肌には加湿器は強い味方と思いますよね。
パーソナル加湿器でミストを直接顔に当てるとなんか乾燥肌に効きそうですが、でもこれって、じつはNGなんです。
なぜかと言いますと、蒸気によって角質の隙間が開いてしまうことと、肌についた蒸気が蒸発するときに、もともと肌にあった水分も一緒に持っていってしまうからです。
ミストから離れた後、かえってカサカサになってしまいますから、直接顔に当ててはいけません。
加湿器は、部屋の乾燥が進まないための手段です。
乾燥肌を治すには、やっぱりお肌の手入れが必要ですよ。
乾燥肌の対策についてはこちらをご参照くださいね。
>> 冬の肌乾燥・その原因と対策は ? そして有効な食べ物は何 ?
おわりに
如何でしたか ?
冬の乾燥時に加湿器が必要な理由と正しい使い方、そして乾燥肌の場合の注意事項についてお分かりいただけたと思います。
どうぞ、乾燥に負けない、快適な冬をお過ごしくださいね。
最後までお読みくださって有難うこざいました。