水が怖くてプールに入れない。
そんな子がときどきいますね。
でも、大人だって水が怖い人、けっこういるんです。
友達と海に行っても浜辺で海を眺めるだけで、水には入れない。
これって、悲しいですよね。
私がそうだったのでよく分かります。
もしも前世があるのなら、私は水で命を落としているにちがいない、と思えるほど、水に対する恐怖心が強かったのです。
洗面器なら顔を浸けられましたが、お風呂となるともうだめでした。
そんな私が水に対する恐怖心を克服することができました。
水泳できるようになったのです。
ここでは、水が怖くて泳げなかった私が、恐怖心を克服できた体験をお伝えすることで、同じ悩みを持つ方のお役に立ちたいと思います。
今では、水泳が得意なんです。
あなたもきっと泳げるようになりますよ !
水が怖い ! 大人になってからでもカナヅチは克服できる !
私が中学に入った年、学校にプールができてしまいました(そう、「しまった」のです)。
そして、その年からプール授業が始まりました。
初めは水に慣らすために「だるま浮き」をやらされました。
でも・・・できませんでした !!
顔を水に浸けるとすぐさま「プファッ!」と顔をあげてしまうのです。
ただ一人の「だるま浮き」ができない生徒でした。
つぎから、プール授業はすべて「見学」。
三年間プール授業は「見学」で通したのです。
先生が無理強いしなかったので助かりました。
でも、「自分は逃げている」「卑怯なんじゃないか」って、後ろめたい気持ちでずっと悩んでいました。
恐怖心が消えた瞬間
高校には幸いプールがありませんでした。
でも、キャンプ学習のようなものがあって、1年の時海に行くことになりました。
泳ぎの達者な先生が岸から15mくらいのところにある大きな岩と岸の杭の間にロープを張ってくれました。
「泳げない生徒はロープにつかまりながらでいいから、とにかく全員岩まで行ってこい。」と言うのです。(心の声 : なんて乱暴な !)
「犬かきでもいいぞ !」(心の声 : そんなのカッコわるいよヽ(`Д´)ノプンプン)
しぶしぶ水に入りました。
始めはロープにしっかりつかまっていましたが、「犬かき」をやってみました。
沈まない !! 進んだ !!
その瞬間水に対する恐怖心が消えました。と言うか恐怖を忘れてしまいました。
動物は本能的に「犬かき」をします。
人間も同じなんですね !
考えるに、顔を出したままで泳げるのが「犬かき」の利点です。
顔を水に浸ける = 怖い !!
犬かきにはそれがないのです !
水に対する恐怖心を消すには、顔を水に浸けずに水に慣れることがポイントだったのです。
実際、大人の場合は犬かきで体が水に浮くことを実感するのが泳げるようになる近道ですよ。
カッコ悪いなんて言ってる場合ではありません。
水に対する恐怖心さえなくなってしまえば、後はなんとでもなります !
水が怖い ! それでも水泳はできる !
犬かきはあまりにカッコ悪い、恥ずかしい !
そう感じる方のために、もう一つの方法をお伝えしますね。
もうひとつ、顔を水に浸けないで泳ぐ方法があるんです。
そうです。
背泳ぎです。
背泳ぎなら、顔を水から出したままですから、怖くありませんよね。
さすがにプールで犬かきは・・・という方は、背泳ぎにチャレンジしてみてください。
ただし、この段階では手で水をかきません。
背泳ぎは、手で水をかくと顔に水がかかりますから。
顔に水がかかると、息を吸ったときに気管に入ったりして、せき込んで焦ってしまいます。
手は身体の両側で手のひらをヒラヒラするようにしてバランスを取るだけで良いです。
背泳ぎで手を使って水をかくのは、慣れてからで良いですよ。
自分のおへそを見ながらゆっくりとバタ足をしてみてください。
ほら、ちゃんと進むでしょう ?
でもここまででは、本当の意味で「泳げる」とは言いませんよね。
ちゃんと息継ぎをしながら、クロールや平泳ぎができて、はじめて「泳げる」ことになります。
私がこの後どうやって本格的に泳げるようになったか、別記事に詳しく書かせていただきましたので、こちらをどうぞです。
>> 泳げない中学生だった私 ! 泳げるようになった2つの方法とは ?!
プール学習の前に泳げるようになりたい方にもおすすめですよ。
あと、水泳中に足がつったときの対処についてはこちらをどうぞです。
>> 水泳中に足がつる ! 対策は ? どうやって予防する ?
おわりに
いかがでしたか ?
水が怖い。怖くて泳げなかった私が、どうやって恐怖心を克服できたか、私の体験をお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
水が怖いと言う人は意外といるものです。けっしてあなただけではありません。
でも、格好さへ気にしなければ、私のように水に対する恐怖心は克服できます。
あなたの水に対する恐怖心が消えて、楽しく泳げるようになるとよいですね !
最後までお読みくださってありがとうございました。