運動中に足がつることはたいていの人が経験してますよね。
でも、運動していないのに、普段の何気ない動きのなかで突然足がつることが多くなって・・・。
これって、もしかして何かの病気 ?
それとも薬の副作用 ?
なんだか不安・・・。
ここでは、そんな疑問にお答えしたいと思います。
足がつりやすい ! なぜ ?
足がつるメカニズムは ?
足が「つる」というのは、足の筋肉が強く収縮してもとに戻らなくなった状態を言います。
筋肉は、脳からの指令で収縮と弛緩をすることで動いています。
ところが、何らかの理由で筋肉を弛緩させる指令が届かなくなると足がつってしまうのです。
「何らかの理由」とは、次のとおりです。
・ミネラル不足
・水分不足
・血行不良
足がつる原因のくわしい説明はこちらもどうぞです。
>> 足がつる 予防のためにはまず原因を知ろう ! 対策は ? 食べ物は ?
足がつりやすいのは、上記の3つの原因の何れかが生じているということなんです。
こんな人は足がつりやすい
じつは、病気でなくても足がつりやすい人がいます。
それは、こんな方たちです。
・妊婦さん
・高齢者
妊婦さんは胎児に栄養を取られるためミネラル不足になりがちです。
そのため、足がつりやすくなります。
また、お腹が大きくなることで、血管が圧迫されて足の血行不良となって足がつりやすくなるのです。
妊婦さんの足つり対策についてはこちらもどうぞです。
>> 妊婦さんの足がつるのはなぜ ? 解消法は ? 食事にも注意 !
一方、高齢になると、筋肉が衰えてきます。
じつは筋肉には血液を送り出すポンプの機能もあるので、筋肉が衰えると血流が悪くなるのです。
そのため、筋肉の緊張と弛緩に必要なミネラルの供給が不十分となって足がつりやすくなってしまうんです。
また、高齢になると体の水分量が低下してきます。
これも足がつりやすくなる原因のひとつなんです。
若い人は「みずみずしい肌」を持っていますが、これって文字通り水分量が多いということなんですね。 年を取ると水分量が失われて「みずみずしく」なくなってしまうんです。 若いって、それだけで素敵ですね !
そうすると肌だけでなく足がつりやすいってことにもなるんです。
足がつりやすい ! もしかして病気 ?
妊娠していないし、高齢でもないのに頻繁に足がつる場合は、病気の可能性もあります。
考えられる病気には、次のようなものがあります。
・糖尿病
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・動脈硬化
・下肢の静脈瘤
糖尿病
糖尿病が進行すると、神経障害の合併症がおこることがあります。
それによって筋肉が異常収縮を起こして足がつりやすくなると言われています。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症では、神経の通り道が狭くなって神経が圧迫されます。
それによって神経伝達に以上をきたして手足のしびれや足がつると言う症状が現れることがあるんです。
動脈硬化
動脈硬化になると、血管が細くなって血流が滞って強います。
その結果、下半身の血行が悪くなって足がつりやすくなります。
静脈瘤
静脈瘤では、血液が溜まって流れない部分ができてしますので、足がつると言う症状がでることがあります。
いずれの病気も放置しておくと重大な支障をきたす可能性があります。
ですから、妊婦さんでなく、高齢でもなく、さらに筋肉を疲労させるような運動はしていないのに頻繁に足がつるという方は、かかりつけのお医者さんなどに相談されてくださいね。
足がつりやすいのは薬のせい ?
薬の中には、体内の電解質(ミネラルが水に溶けたもの)に影響を及ぼしたり、利尿作用などによって、服用を続けると足がつりやすくなるものがあります。
たとえば次のようなものです。
・高血圧・狭心症治療薬
・甲状腺疾患薬
・高脂血症治療薬
・糖尿病治療薬
・ホルモン剤
足がつりやすい方で、薬の服用を続けている方は、主治医に相談されることをおすすめします。
おわりに
足がつりやすいのはなぜか、どんな人がつりやすいか、そして気になる病気との関係や薬の副作用との関係についてお伝えしましたが参考になりましたでしょうか?
病気が気になる方は、早めにお医者さんに相談されてくださいね。
あなたが健康で、不安なく快適に過ごせますように !
最後までお読みくださってありがとうございました。