肘の痛み 原因が腱鞘炎ならその治療法と対策は ?

肘が痛い !

ある日急に右肘が痛くなりました。
パソコンのマウスをクリックするのが辛いのです。

「神経痛に温泉が効く」と聞いたことを思い出して、休みの日にゆっくりと温泉に浸かってきました。

ところが、翌朝になると肘の痛みがひどくなって、カップを持つのも辛くなってしまい、あまりの痛みに耐えかねて、ついに仕事を休んで整形外科を受診しました。

 

医師の診断は、「腱鞘炎」でした。

「温めてはいけないから、お風呂は我慢して、シャワーだけにしてください。」医師にそう言われて驚きました。

私は全く逆のことをして悪化させてしまったのでした。

 

今回は、腱鞘炎になった経験から、その治療法と対策についてお伝えしたいと思います。

 

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肘の痛み 腱鞘炎の原因は ?

腱鞘炎は、手や肘を使い過ぎることで、腱と腱が通っている腱鞘がこすれることによっておこる炎症です。

症状としては、肘の外側が痛い、手首が痛いなど、酷使する部分に痛みが生じます。
指が曲がらなくなることもあります。

「テニス肘」や「ゴルフ肘」と言われるのも腱鞘炎のひとつです。

私のようにパソコンでマウスを多用する人にも起こりやすいようです。

また、女性ホルモン(エストロゲン)が減少するとダメージを受けた組織の修復がしにくくなるので、妊娠・出産後や更年期の女性は腱鞘炎が発症しやすい傾向があると言われています。

 

肘の痛み 腱鞘炎の見分け方は ?

腱鞘炎のように肘が痛くなる病気として、関節リウマチがありますので、両者の見分け方に少し触れておきますね。

関節リウマチは、関節を動かさなくても激しい痛みがあり、左右の関節で同時に症状が出やすいと言われています。

また、発熱があったり、からだがダルく、疲れやすい、食欲がないなどの症状を伴うことがあると言います。このような場合は、関節リウマチが疑われます。

腱鞘炎と関節リウマチでは原因が違い、当然治療法も異なります。

腱鞘炎は手や腕を休ませることで症状が落ち着きやすくなりますが、関節リウマチは安静にしていれば治るというものではありません。早期の治療が必要ですので、ご注意くださいね。

 

肘の痛み 腱鞘炎の治療法は ?

 腱鞘炎の治療は整形外科で行います。
ステロイド剤とキシロカインの局部注射が効果的です。

ステロイド剤は炎症を抑える効果が高く、キシロカインは局所麻酔剤で即効性があります。

この注射はとても痛かったです !

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でも、そのあと暫らくすると痛みがうそのように消えました !
局所麻酔が効いている間に炎症が治まってきたのだと思います。

注意すべきことは、ステロイド剤は炎症を抑える効果は高いのですが、骨を作る細胞の働きを弱めてしまうという副作用があることです。

ですから、頻繁にステロイド剤の注射を続けることは避けなければなりません。
骨粗しょう症になりやすくなると言われています。

私が受診した医院では、1度注射したら1週間は空けるように言われました。

そして、ビタミンDの注射もしてもらいました。
ビタミンDはカルシウムの吸収を高める作用があるので、骨を丈夫にする効果があるとのことです。

私の場合は、幸いその治療でほぼ治まったので頻繁にステロイド剤を使わずにすみましたが・・・。

 

痛い注射

 

肘の痛み 腱鞘炎の対策は ?

特に痛みが強く出ているときは、温めてはいけません
炎症を進めてしまいます。このときは冷やすことです。

痛みが治まってきたら、今度は冷やしすぎると血流が悪くなって治りが遅くなりますから、冷やすのは、初期段階です。

次に手や肘を酷使しないことです。
病院で注射を打ってもらって痛みが消えたからと言って、手を酷使するとまた腱鞘炎が戻ってきます。

症状がしっかり治まるまでは手や肘を固定して、しばらく休めるのが良いのですが、手を使わなければ仕事にならない方、家事のため使わざるを得ない方も多いと思います。

ときどき手を休ませながら仕事や家事をするしかありません。

サポーターやテーピングをすることで腱鞘炎の進行を抑えることができます。
手の動きを制限することで、患部の負担を軽減することにつながるからです。

テーピング

対処や再発防止についてはこちらもあわせてどうぞ。

>> 腱鞘炎の再発防止に 対処と予防法は ? 効果的な食べ物は ?

 

おわりに

肘が痛いとき、まずは素人判断せずに、医師の診断を受けて病名を特定してください。

思い込みで素人療法は私のように、かえって悪化させることにもなりかねませんから、くれぐれもご注意くださいね。

 

最後までお読みくださって有難うございます。

この記事が読んでくださったあなたの役に立てばうれしいです。

 

 

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