真っ赤なトマト。
何だかとっても健康的なイメージがありますよね。
そうなんです。
トマトって健康にいいんですよ。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるくらい、トマトは栄養豊富で健康効果の高い食材なんです。
疲労回復、血栓防止、肥満予防、さらに美白効果とさまざまな効果が期待できるトマト。
今回は、中でも特にお酒が好きな人にうれしい、肝臓への効果についてお伝えしたいと思います。
目次
トマトの効果 肝臓にいい !
トマトが肝臓に良い理由は2つあります。
早速ご説明しますね。
トマトが肝臓に良い理由 その1
トマトの赤い色は、リコピンという色素の色です。
じつはこのリコピンにはきわめて高い抗酸化作用があることが知られています。
リコピンの抗酸化作用はビタミンEの100倍、β-カロテンの2倍もあるんです。
抗酸化作用の高いリコピンを摂取すると肝臓への影響は ?
じつは細胞を傷つけて老化や癌の原因となってしまう活性酸素の発生は肝臓が最も多いのです。
リコピンを摂ることによって肝臓での活性酸素の発生を抑え、肝細胞を守る効果があるのです。
リコピンは脂溶性なので、途中で消化吸収されてしまわないで、肝臓までしっかり届くため、効果がXX。
このあたりは、ごまに含まれるセサミンと共通する性質ですね。
セサミンも肝臓に良い食品ですので、よろしければこちらも併せてどうぞです。
トマトが肝臓に良い理由 その2
じつは、トマトにはアルコールの代謝に関わる酵素を活性化させる働きがあることがアサヒビールとカゴメの共同研究によって明らかにされています。
参考 >> カゴメのニュースリリースページ
つまり、トマトを摂取することによってアルコールの分解が助けられ、肝臓の負担を減らすことができると言うことです。
トマトの効果 肝臓にいい ! ケチャップもいいよ !
トマトが肝臓にいいなら、トマトを原料としたケチャップはどうでしょうか ?
加工されているので、栄養素が壊れてしまっているのでは… ? と思いますよね。
でも、先に説明したリコピンは熱に強く、加工されても壊れないのです。
その上、ケチャップは濃縮されていますから、リコピンたっぷりなんです。
ですから、もちろんトマトケチャップも肝臓に良い食材なんです。
ケチャップは、トマトペーストに糖類、酢、食塩、香辛料などをブレンドして、誰でもが食べやすい味になっています。
生のトマトはチョット好みじゃあないわ、と言う方でもトマトケチャップならオムレツをはじめ、パスタや様々な料理に使うとおいしくいただけますよね。
トマトの効果 肝臓にいい ! ジュースもいいよ !
つづいて、トマトジュースです。
トマトジュースは、トマトのほかは何も加えないか、加えてもたいてい食塩のみです。
つまり、ほとんどトマトそのものですね。
ケチャップ同様に、トマトジュースも加工されていますが、リコピンはたっぷりと含まれています。
ですから、トマトジュースも肝臓に良いのですよ。
先にご紹介したカゴメのニュースリリースページでも、被験者に摂ってもらったのは、生のトマトではなく、トマトジュースでした。
トマトケチャップもトマトジュースも侮れませんね。
トマトの効果 肝臓にいい ! トマトで選ぶなら
ところで、トマトを生で食べるなら、普通のトマトとミニトマトのどっちが効果的なんでしょうか ?
じつは、ミニトマトのほうが栄養が凝縮されているのですよ。
ビタミンも注目のリコピンも、同じ重量ならミニトマトの方が断然多いのです。
普通のトマト ミニトマト
ビタミンA 540μg 960μg
ビタミンB2 0.02mg 0.05mg
ビタミンC 15mg 32mg
リコピン 3mg 8mg
リコピン含有量は、ミニトマトの方が普通のトマトの2.6倍もあるんです !
ですから、同じ重量のトマトを摂るのなら、ミニトマトの方がおススメですよ。
でも、味の好みがありますから、まあ、お好きな方をどうぞ・・・です。
おわりに
いかがでしたか ?
身近な食材のトマトですが、肝臓に良いと知ったら、急に親しみがわいてきませんか ?
トマト以外にも肝臓に良い食べ物は色々とありますから、美味しく食べて健康にお過ごしくださいね。
ほかにも肝臓を元気にする食べ物がありますのでこちらもあわせてどうぞ。
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最後までお読みくださって有難うございました。