5月5日の子どもの日は男の子の初節句ですね。
おめでとうございます !
初節句と言えば、こいのぼりや兜や武者人形といった五月人形の準備がたいへんですよね。
でも、ほかにもぜひとも揃えておくべきものがあるんです。
そうです。初節句のお祝いに着せる男の子の衣装です。何を着せるかお判りですか ?
それと、忘れがちなのが一升餅と破魔矢です。
どうしてこれがいるかですって ?
その訳はこれからお伝えしますね。
と言うことで、ここでは初節句の男の子のお祝いが行き届いたものなるように、忘れられがちな衣装について、また、一升餅と破魔矢についてお伝えしたいと思います。
初節句 男の子の衣装は ?
初節句の男の子のお祝いは普段着じゃだめなの ?
特別なものを着せるの ?
はい。もちろん普段着でかまいませんよ。
でもせっかく一生に一度の初節句ですから、少しだけ違う衣装を着せてあげましょう。
男の子の初節句では、「陣羽織」を着せるのが定番なんです。
武士が合戦のときに具足の上から羽織った上着で、袖なしのベストみたいなものです。 男の子が、武将のように強く育つように、と言う願いを込めて初節句に着せるのです。
陣中で着用していたことから「陣羽織」と呼ばれるようになりました。
これだと普段着の上から羽織るだけなので、着せやすいですし、子どもが嫌がりませんよ。
ロンパースタイプのものも販売されてますから、普段着の代わりに着せてもいいですね。
もうひとつ、初節句で男の子に着せる衣装として人気なのが金太郎の腹かけです。
そうです。あの赤いひし形の、でかでかと「金」と書かれた腹かけです。
赤ちゃんの素肌によだれかけのようにかけて、背中でひもを結ぶだけですから、着せるのは簡単です。
とてもかわいいので写真に残したくなりますよ。
でも、赤ちゃんに風邪を引かせてはいけませんから、部屋は十分暖かくしておいてくださいね。
着せる理由は、もちろん、金太郎のように元気でたくましく育ってほしいという願いを込めるからです。
陣羽織も金太郎の腹かけも大抵の写真スタジオには用意されていますから、記念写真だけでも残したいと言う方は、お近くの写真スタジオに問い合わせてみると良いですよ。
男の子の初節句の衣装はレンタルもありますし、通販でも手軽に購入できますよ。
初節句 男の子に一升餅もお忘れなく!
さて、忘れてならないのは「一升餅」です。
一生食べるのに困らないように、と言う願いを込めて、初節句に背負わせるものです。
一升と言えばおおよそ2kgです。
1歳に満たない赤ちゃんにとってこれは重い !
うちの子は大泣きしました。
大泣きしながらママのところまでヨタヨタとたどり着きました。
その姿の愛おしかったこと !
思わずギュッと抱きしめてしまいました。
一升餅を背負わせるとうまく立てない子もいます。
もしも、あなたのお子さんが一升餅を背負わせて立てなくてもご心配なく。
一升餅は、立てても立てなくても、また転んでも縁起がいいんですよ。
立てたら成長を喜び、立てない子や歩くのが遅い子は、長く親元にいてくれると言って喜びます。
また、転んだ場合は、「厄落とし」になると言ってやはり縁起が良いとされるのです。
ここまでのお子さんの成長を喜んであげましょうね。
ちなみに最近は赤ちゃんが背負えるようにリュックとセットになったものや、左右に振り分けられているものが販売されていますから、背負わせやすくなっていますよ。
初節句 男の子には破魔矢もね !
それでは、最後に破魔矢についてお伝えしますね。
男の子の初節句には兜や鎧、またはそれらを着けた武者人形を飾りますが、兜も鎧も実を守るものです。
つまり、子どもが無事に成長することを願って飾るものです。
それに対して破魔矢は、文字通り魔を破り災厄を祓う矢ですから、子どもの災難を打ち破ると言う意味があるのです。
初詣のときに神社で頂く(購入する)破魔矢は、毎年取り替えますが、端午の節句で飾る破魔矢は一生ものです。
それだけに、破魔矢の価格は10,000円くらいから100,000円超と決して安いものではありません。
ちなみに破魔矢は父方の実家が用意するものと言われていますが、ご自分たち夫婦で用意されるご家庭が増えているようですよ。
おわりに
いかがでしたか ?
男の子の初節句のお祝いの際に、衣装はどうするのか、そして一升餅に破魔矢と、兜や五月人形などにくらべて見落としがちながらも、大事なアイテムについてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
最後までお読みくださってありがとうござました。
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