お正月のしめ飾りなんかを神社に持ち寄って境内で焼いてもらう「どんど焼き」、いつだか正確に覚えていますか?
しめ飾りを出しそびれるといけませんから、この機会にしっかり覚えておきましょうね。
どんど焼きはいつ ?
どんど焼きは、1月15日(小正月)に行われるのが一般的です。
中には1月14日に行うことろもありますし、15日前後の土日に行う神社もありますから、事前に神社に問い合わせておくのが無難です。
どんど焼きは、その火にあたったり、餅を焼いて食べると、1年間健康で過ごせると言われ、無病息災・五穀豊穣を祈る行事として古くから行われてきた行事です。
しめ飾りをどんど焼きに持ってゆくと、「ああ、お正月も終わったなぁ。」という気持ちになって、通常の生活に戻る気持ちの切り替えになりますね。
ところで、どんど焼きに出すものには制限があるのでしょうか ?
どんど焼きで燃やしていいもの・ダメなものは ?
どんど焼きで燃やしていいものは、基本的には神様に納めることができるものに限られます。
具体的には、次の通りです。
・お正月に飾った門松
・注連縄(しめなわ)
・古いお札
・書き初め
言うまでもありませんが、金属やプラスチックの飾りなどが付いていたら外して別途処分しましょうね。
では逆に、どんど焼きで燃やしてはいけないものは何でしょう ?
たとえば次のようなものはどんど焼きには出せません。
・年賀状
・人形
・のし袋
・仏様関係のもの
・写真
・みかん、お餅などの食べ物
なかには、「長年愛用したお人形をゴミに出すのは忍びないから、どんど焼きに持ち込みたい」と考える方もいらっしゃいます。
この場合は、「どんど焼き」とは別に、神社でお焚き上げをしてもらうと良いですよ。
または、お住まいの地域に「お焚き上げセンター」のようなところがあれば、そこに持ち込むのもOKです。
仏事、神事のどちらのお焚き上げも扱ってくれる便利な「お焚き上げセンター」が少しずつ増えているようです。
「お焚き上げセンター」では、ものに応じて、お坊さんや神主さんを呼んでお焚き上げをしてくれるそうですから便利ですね。あ、もちろん有料ですよ。
どんど焼きに 間に合わなかったら?
どんど焼きは1月14日か15日、またはその前後の土日と、比較的ピンポイントですので、用事が重なったりして、時期を逃してしまうこともありますよね。
ご安心ください。
大抵の神社では、古いお札やお守りを収める「古札納め所」が設けられていて、こちらに持ち込めばお焚き上げしてもらえますから大丈夫です。
近くの神社でお焚き上げしてもらえないときは ?
でも、中には「どんど焼き」から時期のずれたお焚き上げを受けていない神社もあります。
その場合は、しかたがないので、ご自分でお浄めして処分しましょう。
やり方はこうです。
新聞紙やなどの大きめの紙の上に、どんど焼きに出しそびれたお正月飾りなどを置きます。
そして、神様に感謝の念を捧げながらお浄めの塩をふります。
このとき、塩は「左・右・中央」とかけてゆきます。
お浄めが済んだら、紙で包んでごみ袋に入れます。
このとき、他のごみと一緒にしてはいけませんよ。
お浄めをしたものだけを袋に入れます。
あとは、所定の「燃えるごみ」の日に出してください。
おまけ
なぜ「どんど焼き」と言われるようになったのか、その語源をチョットだけ調べてみました。次の説が有力なようです。
・文字通り、どんどん燃える様子から「どんど焼き」と呼ばれるようになったという説
・「尊(とうと)や尊(とうと)」とはやし立てながら燃やしたのが、なまったという説
私は、どんどん燃えるからだとばかり思っていましたが・・・。
おわりに
神社に持ってゆく場合も、ご自分で処分する場合も、「感謝」の気持ちを添えることが大事です。
前の1年間を無事に過ごせたことに感謝し、これからの1年間も宜しくお願いしますという気持ちで臨みたいものですね。
どうぞこの1年もあなたが息災で過ごせますように !
最後までお読みくださって有難うこざいました。
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