インフルエンザの治療 薬とその副作用・効果的に使う時期

これでOK

インフルエンザは、予防接種を受けても運悪くかかってしまうことがあります。
インフルエンザにかかると高熱が続き、とてもつらいですから、できるだけ早く治したいですね。

そのためには、やっぱり病院で治療を受けることです。

でも、インフルエンザの薬に副作用がないか、気になりますよね。

 

今回は、病院で処方されるインフルエンザの治療薬にはどんなものがあるのか、また、副作用はあるのか、そしてそれらを効果的に使う時期についてお伝えします。

 

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インフルエンザの治療 病院で処方する薬はどんなものか ?

2017年10月現在で、病院で処方される主な抗インフルエンザ薬は4種類あり、用い方としては、服用タイプ、吸入タイプ、そして注射タイプの3タイプに分かれます。

では早速、病院で処方される抗インフルエンザ薬を見てみましょう。

 

基本的には患者さんの状況を見て、医師の判断で選択されますが、中には吸入と服用とどちらがいいですか ? と聞いてくれる医師もいますし、稀に副作用を感じる方もいますから、一通り知っておいた方が良いと思います。

 

タミフル
タミフルは効果的な薬としておなじみですね。
服用タイプの抗インフルエンザ薬で、1日2回、5日間服用します。

子供用として、ドライシロップタイプのものもあります。

 

リレンザ
専用の吸入器を使って1日2回の、吸入を5日間続けます。

粉薬をインフルエンザウイルの増殖する気道に直接送り込むことで、ウイルスの増殖を効果的に抑えることができます。

 

イナビル
イナビルは、1回吸入するだけで治療が完結する優れた薬剤です。

しっかりと薬を吸入する必要があるため、医師や看護師の指導を受けながら吸入します。

私がインフルエンザにかかった時にイナビルを処方されましたが、全く副作用がなく、しっかり効いてくれました。

ラピアクタ
点滴注射薬ですから、カプセルの服用や粉薬の吸入が困難な患者さんにも用いることができます。

こちらも一回の投与で治療が完結します。

 

インフルエンザの治療 薬の副作用は ?

 たいていの薬には、多かれ少なかれ副作用があるものですが、抗インフルエンザ薬も例外ではありません。

 

上で述べた抗インフルエンザ薬のそれぞれの副作用を見ておきましょう。
薬の副作用を知っておくことで、万一症状が現われてもあわてずに済みます。

 

タミフルの副作用
下痢、吐き気、嘔吐などの消化器系の副作用を起こす場合がありますが、頻度はまれです。

一時期、タミフルによる幻覚、幻聴などからくる異常行動が話題になったことがありますが、厚生労働省によると、異常行動はインフルエンザ自体に伴って発現するもので、タミフルの服用と異常行動には因果関係はないとされています。

 

リレンザの副作用
下痢、発疹、吐き気などの消化器系の副作用の報告ほか、動悸などが起こることがあります。しかし、頻度はかなり希です。

 

イナビルの副作用
副作用はほとんどありませんが、人によっては、下痢、胃腸炎、じんましんなどの副作用が起こることがあります。
こちらも頻度はまれです。

 

ラピアクタの副作用
副作用としては、下痢、白血球減少、嘔吐、蛋白尿などが報告されています。
頻度は他の抗インフルエンザ薬にくらべればやや高く、5~6%程度と言われています。

 

これらの抗インフルエンザ薬はいずれも副作用はまれですが、異常を感じたら使用を中止して、医師にご相談くださいね。

 

インフルエンザの治療 薬を効果的に使う時期

じつは、抗インフルエンザ薬はすべて、インフルエンザウイルスを死滅させるものではなく、増殖を抑える薬なんです。

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インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速く、発症から2~3日でウイルスの量はピークに達し、そこから徐々に増殖が鈍くなって快方に向かいます。

すべての抗インフルエンザ薬は、発症から48時間以内に使用しないと意味がないと言われるのはこのためです。

 

インフルエンザは普通の風邪とちがって症状が急激に進みますから、インフルエンザの疑いがあるときは、すぐに病院へ行って素早く薬を投与してもらうのが回復を早める鉄則でです !

抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスがそれ以増殖するのを抑えるて、あなたの体が自己免疫力で既に増えてしまってインフルエンザウイルスを退治するのを助けてくれるのです。

 

それでは抗インフルエンザ薬を一覧にまとめておきますね。

 

薬名

タミフル

リレンザ

イナビル

ラピアクタ

適用

A型及B型

A型及B型

A型及B型

A型及B型

用法

服用

吸入

吸入

注射

用量

2回/日 x 5日間

2回/日 x 5日間

一回で完結

1回/日

副作用

下痢、吐き気、
嘔吐

下痢、発疹、吐き気、動悸

下痢、胃腸炎、じんましん

下痢、白血球減少、嘔吐、蛋白尿

 

 

おわりに

いかがでしたか ?
治療薬のことが分かれば、病院で治療を受ける際も、なにか安心できるのではないでしょうか ?

インフルエンザにかかったと思ったら、無理をしないことです。
できるだけ早く医師の診断を受けて、抗インフルエンザ薬を処方してもらって下さい。

最後までお読みくださってありがとうございました。

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