家族で七五三のお参りを楽しみに準備していたところ、身内に不幸が・・・。
どうしたら良いでしょう ?
予定通り神社にお参りしてよいのでしょうか ?
それともダメ ?
今回は、七五三が喪中にかかってしまったときに神社やお寺にお参りに行ってよいか、また、寒中見舞いに七五三の報告を入れて良いかについて、お伝えしたいと思います。
七五三 喪中に神社にお参りできる ?
身内の方が亡くなって忌中や喪中となってしまった場合は、七五三のお参りに行って良いのでしょうか?
七五三に神社に行く意味は、子どもが成長してきたことを感謝し、これからの無事を祈って、氏神様にお参りするものです。
つまり、神道からきた風習です。
神道では、「死は穢れに通ずる」として、不幸があってから、50日間を忌中として鳥居をくぐってはいけないとされています。
ですから、少なくとも忌中の内は神社へのお参りは避けなくてはいけません。
ですが、不幸があってから1年間、つまり喪中であっても、忌中を過ぎれば神社にお参りすることは問題ありませんから、ご安心ください。
七五三 喪中でもお寺はOK ?
お寺なら、忌中でも七五三の参拝はOKでしょうか ?
そもそも七五三のお参りはお寺で受け付けてくれるのでしょうか?
子どもの成長を仏様や先祖に感謝するという考えから、七五三のお参りを受け付けてくれるお寺が増えています。
ですから、どうしても時期をずらしたくない事情があれば、お寺で七五三のお参りをすることもOKです。
参拝先が神社であってもお寺であっても、子どもの成長を祝い、無事を願う親の気持ちは、変わりませんから、ご両親がお寺での七五三も良いと考えるならなんら問題はありません。
ただ、さすがに忌中に七五三のお参りをする気にはなれないかも知れませんよね。
その場合は無理をせず時期をずらすことをおススメします。
あと、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒に祝ってくれる場合は、予め説明されておいて方がよいと思いますよ。
また、お寺によっては七五三のご祈祷を受けていないところもありますから、事前にお寺にご確認くださいね。
お寺での七五三の参拝についてはこちらをどうぞ。
>> 七五三 お寺で行う場合の初穂料は ? のしはどう書く ? 予約は必用 ?
喪中の寒中見舞いに七五三のことを書いていいの ?
もうひとつ気になることがあります。
寒中見舞いに、子どもが七五三を迎えたことを書いてもよいかということです。
忌中から外れていれば、寒中見舞いの中で七五三の報告をすることは問題ありません。
でも、忌中であれば七五三のことには触れず、ふつうの寒中見舞いとすべきですね。
この場合は、不幸があったため、年始の挨拶状を送れなかった旨、または喪中はがきも間に合わなかった旨を詫びた上、相手の健康などを気遣う内容となります。
寒中見舞いの目的は、あくまでも季節の挨拶として相手を気遣って送るものです。
ですから、メインはやはり相手への気遣いです。
七五三の話題を入れる場合は、ひと言、報告程度に済ませておくのがよいでしょう。
写真もNGですよ。
七五三の写真をいれるのでしたら、寒中見舞いではなく、別途時期をずらして報告のはがきを出されてはいかがでしょうか ?
おわりに
最後にご参考として、あくまでも神社で七五三のご祈祷をしてもらう場合の、次善の方法もご紹介しておきますね。
七五三の直前に身内の方が亡くなられると、そこから忌が明ける50日となれば年を越してしまいます。
七五三は一生にたった2回のお祝いごとですから、全く取りやめてしまっては子供がかわいそうですよね。
そこで、少しだけ時期をずらして、たとえば12月の初めにでも、ささやかにお祝いしてあげてはいかがでしょうか ?
お祝いの会食はしなくても、記念の写真を撮って、神社でお祓いやご祈祷をしてもらうのは問題ないようです。
もちろん、あくまで忌中は避けて、お正月が過ぎてから改めて神社に行くというやり方もできます。
この場合、あらかじめ神社に事情を話して、年が明けてから七五三の受付をしてもらえるか、確認されるのが良いでしょう。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
>> 七五三の服装 親は何を着ればいいの ? 靴は ? ネックレスは ?
>> 七五三の初穂料 二人だったら のし袋は別々 ? 書き方は ? 相場は ?