車の錆、長く乗るほど、次第に気になる個所がでてきますね。
特に、海に近いところにお住まいの方や、寒冷地で雪の多い地方にお住まいだと、車が錆び易いと言われていますね。
でも、車は錆がヒドイと車検が通らなくなってしまうことがあるんでしょうか ?
はい、じつはあるんです。
いったい、車検が通らないほどの錆ってどんだけ ?
と思いますよね。
ここでは、車検要注意となる車の錆の程度についてお伝えしたいと思います。
あわせて、洗車の錆予防効果についてもお伝えしますね。
車の錆で車検が通らない !?
さて、車の錆で車検が通らないって、どれだけ錆びたらNGなんでしょうか ?
通常目にふれるボディやドアの下、ふちの部分などは、錆びても見た目は悪いですが、車検が通らないと言うことはありません。
じつは、普段目にふれない部分が問題なんです。
そうです。
下回りです。
車の下回り、フレームって結構錆びるんです。
冒頭述べた、海に近いところにお住まいの場合や、雪の多い地方にお住まいの場合、特に顕著にフレームが錆びやすいです。
原因は、「塩」です。
正確にいえば、海水や融雪剤に含まれる塩化カルシウムから発生する塩素イオンが鉄の錆を進行させるのです。
鉄は、水と酸素に触れることで酸化、つまり錆びますが、塩素イオンはその進行を早める役目をしてしまうのです。
どこまで錆びたら車検が通らないか ?
で、一体どれくらい錆びたら車検NGなんでしょう ?
それは、「フレームに穴が開いたら」となります。
錆による車検の可否はこんな感じです。
ボディの錆 → 車検OK
フレームの穴 → 車検NG
フロアの錆 → 車検OK
ただ、フレームの錆も、車検の検査官によって多少判断に差があるようです。
穴が空いている時点でNGとする検査官もいれば、反対側まで貫通していなければセーフとする検査官もいます。
マフラーの穴なら ?
マフラーも、水が出るので錆やすいパーツですね。
マフラーが錆てしまって、穴が空いたらやっぱり車検NGでしょうか ?
じつはマフラーの場合は、「音」が判断基準となります。
穴が開いてしまっても音量が基準値いないなら車検は通ります。
ちなみに、マフラーを取り替えるとしたら、ざっと10万円前後はかかると見ておいたほうが良いですね。
車の錆 洗車の効果は ?
錆に対する洗車の効果について触れておきますね。
当然ですが、洗車したからといって、一旦錆びたものがもとに戻ることはありません。
でも、洗車には錆を防ぐ効果があるんです。
特に車の下、と言うか裏側を念入りに洗うことです。
水をかけたらかえって錆びるんじゃないの ?
いいえ、洗車は塩水や融雪剤を落とすために擦るんです。
雪国では、冬こそ洗車をこまめにして車の下回りについた融雪剤を落としておくと錆るのを防いだり、遅らせたりする効果がありますよ。
車の錆を防ぐには ?
車の錆を防ぐには、工場などで防錆処理をしてもらいます。
費用はメーカーやディーラー、工場などにって異なりますが、おおよそ2万円前後が多いです。
車のフレームが錆びてしまったら ?
フレームに穴が開いて修理するとしたら費用はどれくらいかかるでしょう ?
フレームに穴が開いた場合は、安全のため「交換」と言うことになるケースが多いようです。
そうなるともう、何十万円もかかるので、車を買い替えた方がお得、ということになりますね。
そうならないためにも、日ごろの下回りの洗車と、たとえ2万円くらいかかっても、年に一度の防錆処理をおススメします。
おわりに
いかがでしたか ?
車がどれくらい錆びたら車検に通らなくなるか、また、錆を防ぐ方法についてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか ?
お互い、愛車は大事に扱って、長く乗りたいですよね。
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最後までお読みくださってありがとうございました。