函館 港まつりの日程は ? 花火の穴場スポットは ? 歴史も紹介 !

花火大会

函館の夏の風物詩といえば、やはり港まつりに花火大会ですね。

函館 港祭りの日程は ?

函館の港まつりは、毎年8月1日から5日まで開催されます。

威勢のいい「函館音頭」にのっておどる「函館港おどり」や「山車」と神輿のパレード。

市電はこの時だけは電飾あでやかな「花電車」となって目を楽しませてくれます。

そして、まつりの初日を飾って8月1日に開催される「道新花火大会」で函館港まつり幕開けとなります。

 

函館の花火 穴場スポットは ?

港まつりと言えば、やはり花火大会が見どころのひとつ。

函館の花火大会は、海上から打ち上げられるので、近くで見ると夜空に開く花火が海に映って幻想的にさえ感じられます。

とくに、海面近くで繰り広げられる「仕掛け花火」は、横方向に伸びて、海に映る効果を活かした見事なものです。

花火大会を見るなら、函館港に面したベイエリアが最も見やすくてお勧めです。

でも、元町公園弥生町などの坂の上からもよく見えて、むしろこっちが穴場スポットとなりますよ。

あと、函館市青函連絡船記念館(摩周丸の甲板)も良いです。

有料ですが、岸壁に係留されているので打ち上げ場所に近く、トイレも使えますから、子供連れのご家族にもおススメです。

会館時間と料金は事前にご確認くださいね。

 

 

函館山の山頂からももちろん見ることができます。

函館の花火大会はそれほど高く打ち上げませんから、函館山から見ると花火を下に見る形になります。

ちょっとめずらしい光景です。

右手に街の夜景、左手に海に映える花火を見るのも、見上げる花火とは違った趣があります。

ただ、ひとつ難点があります。

風向きによっては、花火の煙が徐々に広がって、視界を妨げることがあるのです。
でもこれは止むをえませんね。

近年は山頂から花火を見るのが人気なので、混雑が予想されます。
行かれるのでしたら早めがよろしいかと思います。

混雑無しに花火を見たい方、ホテルから見たい方はこちらもどうぞです。

>> 函館 花火を混雑なしで見るには ? 見えるホテルは ? レストランも !

港まつり中の交通規制が気になる方はこちらもどうぞです。

>> 函館 港祭りの交通規制は ? 場所ごとのおすすめの駐車場は ?

花火を見るときの食事が心配な方はこちらもどうぞです。

>> 函館の花火 食事はどうする ? トイレは ? 雨が降ったら ?

函館港まつりの歴史

函館港まつりは、第一回目が昭和10年(1935年)なので、80年以上も続いている伝統あるお祭りなのです。

ことの起こりは、前の年、つまり昭和9年(1936年)の函館大火にありました。

未曽有の被害に見舞われ、そこからの復興を進める中、市民の気持ちを鼓舞するために発案されたと言います。

折りしもその年は、函館(当時は「箱館」)が開港された安政6年(1859年)から数えてちょうど77年目、人間でいえば「喜寿」に当たる年なので 縁起も良いと言うことで始められたのです。

復興の願いを込めて始められたお祭りなんですよ。

 

まとめ

「函館港おどり」と「山車」に「花電車」、そして「花火大会」と、「函館港まつり」はなかなか盛りだくさんです。

あなたも函館の夏を楽しんでみませんか ?

最後までお読みくださってありがとうございます。
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では、また・・・

函館のお花見スポット

函館のお花見はゴールデンウィークの頃です。
早速、お花見スポットをご紹介しますね。

函館のお花見スポットと言えば、何といっても五稜郭公園です。
次いで、函館公園でしょうか。

順にご紹介しますね。

五稜郭公園

五稜郭公園の桜

五稜郭公園には、1,600本余りのソメイヨシノが植えられています。
函館最大の桜の名勝なのです。

この桜、いったいいつ頃植えられたのでしょう ?

じつはこれ、函館市が植えたものではなく、函館毎日新聞が発行1万号を記念して植樹したものなんです。

大正2年(1913年)から10年かけて数千本のソメイヨシノを植樹したと言われています。
そのうちの約1,600本が現在まで残って人々を楽しませているのです。

東京ドーム約5個分の広さを有する五稜郭の星型の土塁に生える1,600本もの桜、実に見事なものです。

土塁の下、芝にレジャーシートを敷いて、お弁当などをいただきながら、咲き誇る桜を楽しむのも良いものです。

桜を間近に見るには、やはり公園内が良いのですが、近くの五稜郭タワー(展望室高さ90m)から見下ろすと、地上では分からない五稜郭の形がはっきりと見え、その形に沿って立ち並ぶ桜を見るのも地上では味わえない趣きです。

 

ところで、五稜郭公園と言えば、「箱館戦争」の舞台として有名ですね。

じつは、箱館戦争で戦死した新選組の土方歳三が五稜郭公園に埋葬されたという説があります。
明治11年の土塁の修復工事の際に、掘り返した土の中から何体もの遺骨が発見されたと言われています。

それらは、願乗寺に改葬されたそうです。

もしかしたら、その中に土方歳三の遺骨もあったのかも知れませんね。
土方歳三の埋葬場所については諸説があり、本当のところは解明されておりませんが・・・

1,600本の桜は、箱館戦争で亡くなった多くの方たちを慰めているのかも知れません。

 

五稜郭公園(特別史跡五稜郭跡)へのアクセス
〒040-0001 北海道函館市五稜郭町44
函館駅前からバス(五稜郭タワー・トラピスチヌバス 函館空港行)を利用して約15分
五稜郭タワー前下車
徒歩 650 m (約8 分)

さて、次は函館公園です。

函館公園

函館公園の桜

函館公園は、明治12年、函館山の麓(ふもと)に造られた起伏に富んだ公園です。

当時のイギリス領事ユースデンの提唱に多くの市民が賛同して、資金や労力を提供して造られたと言います。

その園内には400本を超える桜が植えられています。

お花見の頃にはたくさんの露店が出て、また、夜間は電飾がほどこされるので夜桜も楽しむことができるようになっています。

函館公園の特徴は、桜だけでなく、園内に東屋(あずまや)、噴水、動物園、小さいながら「こどもの国」という遊園地が設けられていることです。子供連れで楽しめる憩いの場なのです。

 

函館公園へのアクセス
〒040-0044 北海道函館市青柳町20
函館駅前駅から函館市電(2系統 各停 谷地頭)を利用して約10分
青柳町駅下車
徒歩 200 m (約3 分)

耳より情報

五稜郭公園・函館公園では、毎年花見シーズン限定で火気を使える期間(ジンギスカンやバーベキューができる期間)があります(ただし、公園内での直火の使用は禁止されています)。

詳しくは函館市の観光部(0138-21-332)にご確認ください。

それでは函館のお花見、存分にお楽しみ下さいね。

最後までお読みくださって有難うございます。
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函館の烏賊(イカ)売り

活きたイカ

私がまだ幼かったころ、函館では烏賊(イカ)売りがやってきました。

早朝、おばちゃんが、天秤を肩に担いで「いがーい、いがーい」と声を発しながら通りを売り歩くのです。

天秤の両側に吊るされた丸い桶のようなものには、前夜から朝にかけての漁で獲れた烏賊が入っていました。

家の近くをその「声」が通ると、母は「ざる」を持って飛び出して、何杯かを買い求め、それがそのまま、その日の朝食のおかずに供されていました。

今思えば最高の贅沢ですが、当時、烏賊(以下、イカと書きますね)は安く、その日獲れたものを食べるのは普通のことでした。

 

買ったばかりのイカはもちろん生きていて、身体の色を目まぐるしく変えていました。

擬態、あるいは保護色というのでしょうか、イカは自らの体の色を周囲の色に似せて、身を隠す性質があるのです。
まな板の上で様々な色を感じてそれらに合わせようとしていたのかも知れません。

あたまと内臓を抜いて、濡れた布きんで烏賊の皮をむく。あとは細い短冊に切るだけ。
それを生姜じょうゆに一寸つけて熱々のご販と一緒に食べる。

当時、刺身が苦手だった私が唯一食べることができたのが、このようにして食べるイカの刺身でした。

残った足の方は、後で醤油で煮て小鉢に盛られました。

イカを輪切りにして、足と一緒に煮つけることもありますが、断然刺身が良いですね(好き好きではありますが・・・)。

あと、口の部分は「トンビのくちばし」と呼んで、こちらは炙ってカリカリにして食べていました。

 

イカ刺しと言えば、東京で就職した年に、職場の歓迎会で刺身の盛り合わせが出たのを見て驚いたことを思い出します。

イカの刺身が白いのです !

イカ刺しは透明に近いもの、と思っていた私は、鮮度が落ちると白くなることを初めて知りました。

もちろん東京にも、ちゃんと鮮度の高いものを出す店がたくさんあることは後になって知りましたが、東京ではまともなイカ刺しは食べられないのだと、しばらくの間思い込んでいました。

 

冒頭に述べた烏賊売りのおばちゃんは、私が中学生くらいの頃まで来ていたでしょうか。

最後の烏賊売りとして、名物おばちゃんでしたが、いつの間にかその声を聴くことがなくなりました。 体力的に限界だったようです。

今ではイカも高くなって、朝から食べるものではなくなってしまいましたね。

イカ刺し以外の刺身は苦手だった私も、おとなになって食の好みか変わり、今ではどちらかと言えば肉より魚、そして刺身が好きになりました。

書いているうちに、獲れたて、作りたてのイカ刺しを食べたくなってしまいました。

函館のことをちょっと知っていただくきっかけにでもれば嬉しいです。

それでは、また・・・